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【グラニュース】

山田、横浜Mから新加入 グラでも見せる“松田魂”

2019年8月15日 紙面から

練習に合流した山田=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(牧原広幸撮影)

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 横浜Mから期限付き移籍で加入した名古屋グランパスのMF山田康太(20)が14日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで行われた練習に合流した。小学3年からマリノス一筋のU-20代表の憧れは、2011年に亡くなった元日本代表DF松田直樹さん。新天地でも松田魂でチーム内競争に割って入ることを誓った。

 “お兄ちゃん”は憧れで、偉大で、もうこの世にいなくなった今は目標になっている。1995年から2010年まで横浜Mで活躍した松田さんは、神奈川県出身の山田にとってのスター。練習場で眺めていた大先輩の立ち振る舞いは、今も脳裏に焼きついている。

 「松田直樹さんは、練習を見るといつも100%でした。小さい頃でしたが、すごく印象に残っています。『格好いい』と思わせてくれる人で、尊敬しています」

 物心ついたときから構ってもらった。練習場には、下部組織とトップチームの交流スペースがあった。低学年の山田は、友だちと松田さんのところへじゃれにいく。記憶をたどれば失礼に値する行動を、嫌な顔ひとつせず広い心で受け入れてくれた。

 練習後に見せる優しい姿と試合中の闘争心あふれるプレーのとりこになった。ポジションは違っても、戦う姿勢は受け継ぐ。チームのために攻守でハードワークし、試合終了まで100%で戦い抜く。松田さんから学んだことを、新天地でも発揮する。

 

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