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【高校野球】

仙台育英16強!1年生笹倉、今度は好救援 「一塁から打者を見極めていた」

2019年8月14日 20時53分

仙台育英―鳴門 9回裏、最後の打者を打ち取り、グラブをたたき笑顔の仙台育英・笹倉=甲子園球場で(松田雄亮撮影)

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◇14日2回戦 仙台育英8ー5鳴門

 注目の1年生左腕が、今度は好救援した。仙台育英の笹倉世凪(せな)投手が7回から3番手で登板。追い上げムードの鳴門打線を3イニング2安打無失点に抑え、チームを2年ぶりの16強に導いた。

 「準備はできていた。3点しかリードがなく、重圧がある中で投げ切れたのは大きい」

 初戦の飯山(長野)戦は、先発で3回まで投げ1安打1失点。中4日で迎えたこの日はスタメンを外れ、4回の守備から一塁に入った。そして、7回から大栄の後を継ぎ、2戦連続のマウンドに上がった。

 「140キロの球にタイミングが合っているか、どこに投げたらどこに飛ぶか。一塁から打者を見極めていた」。1年生らしからぬ落ち着きで、ピンチらしいピンチもなく48球で締めくくった。直球は自己最速タイの144キロを計測。「次は超えたい気持ちもある」とMAX更新も目標に掲げる。

 次戦の相手は、国学院久我山(西東京)に22安打19得点で大勝した敦賀気比(福井)。「きょうは(先に投げた)3年生2人を疲れさせずに勝ちたかった。次も1人で投げきるのではなく、継投で勝ちたい」。先輩と力を合わせ、強力打線を封じる。(麻生和男)

 

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