こういうタイトルの記事をアップするのは、憲法による信仰の自由が保証されているこの国において、これまでは単に競合する他の宗教団体に対する誹謗中傷と取られてしまう可能性があるのではないかと思い躊躇していました。
しかしオウム真理教による1995年の地下鉄サリン事件以後、世間では「宗教は危険だ」というイメージが浸透してしまい、宗教について語ること自体がタブーとなってしまったように感じます。その結果、まったく宗教に対する免疫もないまま、偶然カルト宗教といわれるような団体に入信し、大切な財産を奪われたり、友人関係や家族の崩壊にまで発展してしまう例が、実際にこの地域でも起こっているのです。そのようなことを知っていながら、何も言わないのも無責任なのではないかという思いがしていました。
さらに最近、Facebookの友だちの投稿で「こんなチラシがポストに入っていました」と新宗教の勧誘チラシが画像付きで紹介されているものがあり、それを見た別の方が「参加したいです!」と無邪気にコメントしているのを見て、危険だなと感じたのも理由の一つです。
以上のような訳で、これまで私自身が勧誘された体験談や、当山の檀家さんが新興宗教に関わった結果、残念ながら離檀されていったことなどについて書いてみたいと思います。新宗教の中には、統一教会やオウム真理教の後継団体、創価学会などこれまで新聞や週刊誌の報道でその危険性がある程度認知されている団体も多いですが、このページでは、まだそれほどニュースになっておらず、危険性が世間に認知されていない団体について、何回かに分けて書いてみようと思います。
※ 以下「カルト宗教とは|危険でやばい教団の見分け方はココ!」というサイトより引用
カルト宗教(危険宗教)の定義
フランスで採択された報告書『フランスにおけるセクト』は、「通常の宗教か、セクト(破壊的カルト宗教)か」を判定する国際的な指針の一つとされています。この中で、以下のように「セクト構成要件の10項目」を列挙しています。
1.精神の不安定化 (洗脳、マインドコントロール)2.法外な金銭的要求 (多額の寄付金要求)
3.住み慣れた生活環境からの断絶 (監禁、出家など)
4.肉体的保全の損傷 (暴力:精神的暴力も含む)
5.子供の囲い込み (子供の洗脳教育)
6.反社会的な言説
7.公秩序の攪乱
8.裁判沙汰の多さ
9.従来の経済回路からの逸脱
10.公権力への浸透の試み
以上の項目のいずれかにあてはまる団体を、セクトとみなしています。「創価学会」は、10項目すべてに該当し、しかも、フランスだけではなく、ドイツ、チリ、ベルギー、オーストリア、アメリカ(議会下院)といった国々でもセクト指定されています。
(出典: Wikipedia、古川利明『カルトとしての創価学会=池田大作』)
「エホバの証人」のような、輸血・予防接種・臓器移植を禁止して、生命をもって聖書に忠誠を誓う人命軽視の教理、愛を説きながら多くの家庭の破壊をもららした条件付の愛、脅迫的なマインドコントロールによって洗脳する点は、十分に破壊的カルトの条件を満たしているといえます。
(出典:エホバの証人情報センター)