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「日本博関連イベント VRと日本画技法体験プロジェクト」
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円山応挙から近代京都画壇へ

会期

前期:2019年8月3日(土) - 9月1日(日)
後期:2019年9月3日(火) - 9月29日(日)
前期後期で大展示替え!
※ただし、大乗寺襖絵は通期展示
午前10時 - 午後5時(入館は閉館の30分前まで)

休館日

月曜日
※ ただし、月曜日が祝日または振替休日の場合は開館、翌日休館

会場

東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1、2、3、4

観覧料

一般1,500円(1,200円) 高校・大学生1,000円(700円) (中学生以下は無料)
※ ( )は20名以上の団体料金
※ 団体観覧者20名につき1名の引率者は無料
※ 障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料

【お得なチケット情報】
・早割ペア券
・グッズセット券
・前売券
※詳細は公式サイトでご確認ください。

主催

東京藝術大学、朝日新聞社

後援

台東区

協賛

岡村印刷工業

江戸時代、京都では、伝統的な流派である京狩野、土佐派をはじめとして、池大雅や与謝蕪村などの文人画、近年一大ブームを巻き起こした伊藤若冲や曽我蕭白、岸駒を祖とする岸派や原在中の原派、大坂でも活躍した森派など、様々な画家や流派が群雄割拠のごとく特色のある画風を確立していました。しかし、明治維新以降、京都画壇の主流派となったのは円山・四条派でした。円山・四条派とは、文字通り円山派と四条派を融合した流派です。
円山派の祖である円山応挙が現れたことで京都画壇の様相は一変しました。応挙が得意とした写生画は画題の解釈を必要とせず、見るだけで楽しめる精密な筆致が多くの人に受け入れられ、爆発的な人気を博しました。京都の画家たちはこぞって写生画を描くようになり、応挙のもとには多くの門下生が集まって、円山派という一流派を形成しました。
四条派の祖である呉春は、初め与謝蕪村に学び、蕪村没後は応挙の画風を学んだことで、応挙の写生画に蕪村の瀟洒な情趣を加味した画風を確立しました。呉春の住まいが四条にあったため四条派と呼ばれたこの画風は、弟の松村景文や岡本豊彦などの弟子たちに受け継がれ、京都の主流派となりました。呉春が応挙の画風を学んでいる上、幸野楳嶺のように円山派の中島来章と四条派の塩川文麟の両者に師事した画家も現れたこともあり、いつの頃からか円山派と四条派を合わせて円山・四条派と呼ぶようになりました。
応挙・呉春を源泉とする円山・四条派の流れは、鈴木百年、岸竹堂、幸野楳嶺等へと受け継がれ、それぞれの門下から、近代京都画壇を牽引した竹内栖鳳、山元春挙、今尾景年、上村松園等を輩出しました。彼らは博覧会や、日本で初めての公設美術展覧会である文部省美術展覧会で活躍し、全国に円山・四条派の名を広めました。一方で、栖鳳たちは、自身の塾や、教鞭を執った京都府画学校や京都市立美術工芸学校、京都市立絵画専門学校で多くの近代京画壇の発展に資する後進たちを育てています。
本展では、応挙、呉春から戦前までの系譜を丁寧に追うことで、円山・四条派の全貌に迫るとともに、日本美術史のなかで重要な位置を占める京都画壇の様相の一端を明らかにするものです。

出品リスト(PDF)
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問い合わせ

ハローダイヤル 03-5777-8600

公式サイト

https://okyokindai2019.exhibit.jp/

巡回:京都国立近代美術館 2019年11月2日(土) - 12月15日(日)

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予告

ichikenten

東京藝術大学 日本画第一研究室 発表展

会期

2019年8月29日(木)-9月11日(水)
午前10時 - 午後5時(入館は閉館の30分前まで)
会期中無休

会場

東京藝術大学大学美術館 陳列館1、2階

観覧料

無料

主催

東京藝術大学日本画第一研究室

助成

藝大フレンズ賛助金

大学院日本画第一研究室の学生と教員による研究発表展です。展覧会の企画・運営を含め展示まで、学生主体で行う展示企画演習の授業です。
今回は陳列館での作品発表と同時に、招待作家として、同大学の油画専攻教授であるO JUN先生を招き、共に作品展示を行い展示期間中にはO JUN先生による自作解説や総評、学生との質問を交えたトークを実施します。
また、参加学生による自作解説も行います。ご高覧いただければ幸甚に存じます。

【出展作家】

植田一穂教授 海老洋准教授 長澤耕平講師 重政周平助手 伊東春香助手
椎野倫奈 和田宙土 秋山恒士郎 菊池玲生 﨑山あいり 田村幸帆
惠羅由記 大嶋直哉 李雨晨 渡邊美波 林山珊 O JUN教授(招待作家)

問い合わせ

ハローダイヤル 03-5777-8600

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予告

superclone

本展イメージ画像

スーパークローン文化財ってなに?

会期

2019年9月16日(月・祝)- 9月29日(日)
午前10時 - 午後5時(入館は閉館の30分前まで)

休館日

9月17日(火)、9月24日(火)

会場

東京藝術大学大学美術館 陳列館1、2階

観覧料

無料

主催

東京藝術大学COI拠点

協力

株式会社竹尾、小川香料株式会社、公益財団法人 足立美術館、Factum Arte

会場設営

展示実践演習履修者

現行の文化財保護法では、文化財の「保護」とは「保存」と「活用」によって為されることを定義しています。フェノロサと共に東京美術学校を創設した岡倉覚三(天心)は、法隆寺夢殿に安置された救世観音の扉を開き、帝国博物館が所蔵する文化財の模写や模造事業を推進しました。それは、文化財のものとしての保存でもあり、意匠や技巧の継承でもあり、また文化の振興(活用)でもあったでしょう。さらに、焼損した法隆寺金堂壁画の再現事業には、東京美術学校の教員や出身者が多く従事し、日本における文化財保護の歴史は連綿と受け継がれてきました。
東京藝術大学および同学COI拠点は、東京美術学校から繋がる文化財保護の精神を継承し、古くより伝承されてきた伝統的な模写の技術と、現代のデジタル撮影技術や2D·3D の印刷技術を融合させ、流出または消失した世界中の文化財を再現・復元する「スーパークローン文化財」を開発しました。本展では、オリジナルの綿密な調査から絵具や基底材などの成分・表面の凹凸・筆のタッチまで忠実に再現し、高精度かつ同素材・同質感を目指す「スーパークローン文化財」とは何かを紹介していきます。

問い合わせ

ハローダイヤル 03-5777-8600

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