中日のドラフト1位・根尾が13日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(みどりの森・佐賀県営球場)に「3番・遊撃」でスタメン出場。3試合連続安打を放った。
先発の元中日の右腕・中田に対し、1回1死一塁で迎えた第1打席は1ストライク1ボールからの3球目、143キロのストレートを中前に弾き返すと、二塁手が伸ばしたグラブの先を鋭く抜け中前打となった。
守備でも見せた。1回1死一塁で、ソフトバンク・柳田のセンターに抜けようかという強烈なゴロを二塁ベース付近で捕ると二塁手にトス。一塁に転送され、遊ゴロ併殺を完成させた。鷹ファンお目当ての柳田から主役を奪う華麗な守備だった。
3回2死2塁で迎えた第2打席は二ゴロ。再び中田から2ボール1ストライクからの4球目、128キロの高めのフォークをうまくミートすると、強烈なゴロが二塁手の横を襲ったが、三森の美技に阻まれた。第3打席も中田と対戦。6回の先頭打者として迎えフルカントから粘って9球目、142キロのストレートに二ゴロに倒れた。第4打席は8回2死走者なしで迎え、3番手の右腕・岩崎に対し、カウント2ストライクからの3球目、150キロの内角球に見逃しの三振に倒れた。
試合前は左膝裏の肉離れから実戦復帰して2戦目のソフトバンク・柳田の打撃練習を注視。森野2軍打撃コーチに手招きされると駆け寄って、ケージ裏で観察した。森野コーチは「見るのも勉強だからね」と狙いを説明していた。