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訓練されたタカすごい 大野で鷹匠から習性学ぶ

並んだ人の間を飛ぶ訓練されたタカ=大野市の県自然保護センター学習広場で

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 鷹匠(たかじょう)から猛禽(もうきん)類の習性などを学ぶ催しが十一日、大野市の県自然保護センター学習広場で開かれた。

 県内に生息するワシやタカ、フクロウなどをパネルとはく製で紹介する同センターのミニ展示「ふくいの猛禽類」の関連企画。石川県小松市の鷹匠吉田剛之さん(47)が、午前と午後の計二回、タカやミミズクを飛ばすデモンストレーションを披露するなどした。

 吉田さんは、猛禽類は雌が大きく力があるため子育てや巣を守り、雄は小さく俊敏であることから餌取りをすると習性を紹介。来場者の頭上や人の列の間にタカを飛ばしたり、飛んできたタカを子どもたちの腕の上に止めたりするなど訓練の一部を披露した。

 鷹匠の訓練は、けがなどで保護された猛禽類を野生に戻す前のリハビリになることも説明。「猛禽類が生息する自然は、餌の小動物がたくさん生息しており、さらに小動物が食べる木の実が豊富。自然豊かな場所と言える」と自然保護も呼び掛けた。

 腕の上にタカが止まる訓練を体験した福井市灯明寺中学校一年の山田健人君(12)は「近くに来たときにはタカが怖いと思ったけど、腕に止まったときかっこよく見えた。鷹匠の訓練もすごいと思った」と話した。

  (山内道朗)

 

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