チチちゃん

飼い猫の チチ が他界しました。

 

今まで一緒に暮らしたことのある

どの猫よりも大好きでした。

 

私の話すことがよくわかり

優しくて愛らしくて、美しい猫でした。

 

時に、拗ねたり 怒ったり からかってきたり

まるで人間のようで。

 

 

私の娘でした。

 

 

いつ頃からか治らない病気になってしまい

長い闘病生活がつづいていました。

 

おそらく、病気のことを知らない人がみたら

耐えれないほど見た目にもつらい状態でした。

 

でも彼女は

いつだって私を愛してくれていました。

できるかぎりの力で。

 

ご飯も一生懸命に食べました。
できるかぎりの力で。

 

だけどやはりツラそうで。

 

そんな彼女をみるのが心苦しくなった私は

 

おとといの晩 眠りにつく布団の中で

「迎えをよこすように」と霊界へ頼んでしまいました。

 

めずらしく、親猫ルルの姿を見かけたのは

その翌日、昼すぎのことでした。

青く美しい瞳は、今も健在でした。

 

「ルルちゃん元気だった?久しぶりだね〜」と声をかけました。

 

その夜から チチがご飯を食べなくなりました。

そこでようやく自分が霊界へお祈りしたことを思い出しました。

ルルはチチを迎えに来たのだと、知りました。

 

そして今日の夕方 チチは旅立ちました。

私は外出しており 見送ることができませんでした。

 

本当に悲しかった。

ごめんねえーん

 

自宅へもどるなり、私は大泣きしていましたが

チチは 私の足元で遊んでいました。

 

その日の夕食は 

チチの大好きな お刺身!にしました。

 

チチは相変わらずで

元気な時のように 部屋中をかけまわって遊んでいました。

 

それでも私の心は 苦しくて 悲しくて。

 

夕食が終わる頃 どこからか 

「そろそろいくね」と言われたような

なぜかそんな気がしました。

 

ふと、周りを見わたすと

階段にチチの姿があり、隣にはルルもいました。

 

そして 二人の気配は

あっという間に消えてゆきました。

 

涙がいっぱいこぼれました。

 

確かに魂は永遠かもしれない。

でもそれを理解したところで

やはり一緒にいたいし触れていたいし

ぬくもりだって感じたくて、

つらくて悲しいのだ。

 

それをミディアムは忘れてはいけないと思う。

 

今夜は、こんなブログでごめんなさい。

 

 

チチ他界の連絡をうけ、見上げた空を撮影

あまりにも優しい色だったから。