先程までとある県外の古着屋にいて
オアスローのジーンズを購入するために、レジへハイしにいったとき
店長となのる男性が
「お客さんはいてらっしゃるジーンズ、凄いですね。見ただけでわかります。
高価でしょう。売ってほしいですよ」
と言ってきた。
今から高速に入るので
続きは帰宅後
ーーーここからーーーー
帰宅だ。
店「リーバイスですよね、それ。見た感じ、70年代どころじゃないですね」
俺「わかるかね」
店「もうオーラが全然違います。こういう商売を永年してたらわかります」
俺「50年代の501ですよ。54、5年じゃなかったかな」
店「うおー 色もいいですねー!」
俺「サイズ28ですけどね。この年代でこれくらいの細いサイズも珍しいですよ」
店「ボタンフライの28ならジッパーでいう26~7ですよね」
俺「なりますかね。ボタンフライジーンズはハイウエストになりますからね」
店「ということは隠しもありますよね。(左手指一本と右手をパーにして突き出して)これでどうです?」
俺「6じゃなくて15ですよね? 6言うたら蹴り入れますよ(笑)」
店「15ですよ(笑)小さいサイズは合う人がいないですから、本当は絶対に出さない金額ですけど
色も良いし、オーラが凄いですからね。パッチも残って・・ますよね。ここまでならサイズは不問ですよ」
俺「そりゃ、パッチがない金額でしょ。(指2本突き出し返して)これは欲しいですわ」
店「20ですか。あーわかりました。買いますよ。今売ってくれます?」
俺「いやいや。今買ったオアスローは今日の服装には合わないからダメっすね。明日お店に送りますよ。送料出します」
店「あー ありがとうございます。振込先書いてもらえませんかね。大丈夫だと思いますけど、年代がずれていたり致命傷がもしあったら、値段の再度お話をさせてくださいね」
俺「大丈夫っすよー。」
元教え子の嫁が
「イチローチ君のはいてるズボンが20万円? どういうこと?」
と何かにとりつかれて震えたような感じで聞いてきた。
「ヴィンテージのリーバイスの世界ってこういうもんだよ。
まあ、状態にもよるけど、状態が良ければ数十万なんてザラに出てくる。こんなんで驚いちゃいけんよ。」
正直、手放そうとは思ってなかったが
勢いで手放すようになってしまった。
おれは
こういうところがあるからなー。
買うときも衝動買いがほとんど。
手放すときも衝動売りがほとんど。
うーん
今さら
「やっぱ、やめときます」
なんて裏切るようなことはできないし
まあ、いいか と、言い聞かせているのだ。
まあ、また見つかるやろ。