HarmonyOS
アメリカからいじめられてるHUAWEIさんが新しいスマホOSを発表しました。
もうGoogleからも切り離されるので確かにそうするしかないのですが、それにしたって速いですね。
で、中身を見てみると、サポート言語がKotlinとJava、Cなどと言ってるので、おそらくオープンソースのAndroidをコピペして作ったんだろうな、と想像出来ます。さすが著作権侵害大国。
第3のOS勢力争いの歴史
私はもともとスマホアプリ開発エンジニアなので、iOS、Andoidに次ぐ、スマホの第3のOS勢力争いはとても懐かしく感じます。
少し思い出していきましょう。
Windows Phone
最も有力だったのはWindowsPhoneですよね、ちゃんと発売もしましたし、Mirosoftくらいの規模とブランド力があれば十分でしたよね。
ちなみにWindowsPCのOSが7から8になった時に、インターフェースがすごく使いづらくなってユーザーから不満が出ました。
しかしそれはスマホもPCも同じOSで動くようにしたい、WindowsPCユーザーをスマホユーザーとして取り込みたいという意図があったからです。
確かにWordやExcelをそのままスマホで使えるのは魅力ですからね。
しかしあのMicrosoftがそこまで進んでいながらもスマホ勢力として勝ちきれなかったというのはそれだけiOS,Andoidが強かったという事なのでしょう。
Tizen
次に有力視されたのはTizenでしょうか。
インテルやdocomoなどの有名な複数社が共同開発していたOSですね。
前の会社でもTizenアプリ開発に挑戦した事があります。
しかし結局OSとして品質が良くなくて、日本では市場に出回りませんでした。
東南アジアなどでは販売されたみたいな話は聞いた事があります。
Firefox OS
その後はブラウザで有名なFirefoxOSですね、日本ではauから1台販売されましたが、その1台きりで終わってしまいました。
Fire OS
AmazonもタブレットのKindle用の独自OSであるFireOSを発表しましたが、今もKindleにしか使われていないですよね。
先行した事によるアドバンテージ
このようにスマホの第3勢力になろうと今まで様々な企業が挑戦してきましたが、どれも撤退するか自社製品のみの独自OSでしか販売しないという結果になりました。
それはスマートフォンというものをもたらしたアップルと、すぐそれについていったGoogleが、そのアドバンテージを最大限利用して市場とユーザーを独占してしまう事に成功したからです。
HUAWEIのOSも第3勢力にはならないでしょうが、あらためてアドバンテージを得る事の大切さを思い出した気がします。