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【芸能・社会】

円楽が高座に復帰 語った40分 「脳腫瘍と言われた時は、のうしゅようかと」

2019年8月11日 22時29分

高座復帰した三遊亭円楽(隈崎稔樹撮影)

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 脳腫瘍のため7月中旬から東京都内の病院に入院中の落語家、三遊亭円楽(69)が11日、東京都千代田区の国立演芸場で高座に復帰した。

 トリで、盛大な拍手で迎えられた円楽は、「大変にご心配をおかけしまして」とあいさつ。「たっぷり」との掛け声には「病み上がりですから、あまり無理させないでください」とすかさず返して好調をうかがわせた。

 マクラでは、今回の経緯を説明。円楽によると、2カ月ほど前から、落語の筋が途中で分からなくなったり、モヤモヤした気分が続き、主治医の元でMRI検査を受けたところ、脳腫瘍が見つかり、すぐに入院。放射線治療やステロイドの点滴を受けるなど治療に専念して、2キロほどやせたという。「脳腫瘍と言われた時は、のうしゅようか(どうしようか)と思った」とネタにして笑わせた。

 この日は、師匠の先代円楽さん譲りの「浜野矩随(はまののりやす)」を40分ほど務め、病後とは思えない語り口でファンを安心させた。

 帰り際、楽屋口で取材に応じた円楽は、「脳を圧迫していた腫れがひいたんじゃないかな。だから落語がちゃんと出てくる。うれしいね」と明るい表情を見せた。14日の検査次第で退院の見込みという。高座は20日まで。

 

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