(旧)ファクトチェック運営方針ガイドライン

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この運営方針ガイドラインは、早稲田大学政治経済学部 瀬川ゼミの学生がWaseggにファクトチェック記事を掲載していくにあたり、どのようなことに則って活動すべきかをできるだけ簡略化し、わかりやすくまとめたものです。なお、国際ファクトチェックネットワーク(IFCN)が定めた綱領(Code)と、特定非営利活動法人ファクトチェック・イニシャティブ(FIJ)が作成したファクトチェック・ガイドラインを参考にしています。

【2019年8月11日より、Waseggのファクトチェック・ガイドラインとしてFIJのガイドラインを採用知しています。ファクトチェック・ガイドラインをお読みください。】

情報公開ガイドラインの意義
IFCNの定めた綱領の第一原則は「非党派性・公正性」です。そのため、ファクトチェックは全て同じ手順でチェックしなければならず、公正性を欠いたり、偏向したりしていてはいけません。これらがしっかり守られているかを第三者が正しく検証できるよう、透明性と公開性が求められています。
本ガイドラインでは透明性と公開性を確保するために、事前に公開しておかなければならない情報を定めていきます。

情報公開ガイドラインの内容と説明
⑴目的・対象範囲に関する情報開示
⑵方法論に関する情報開示
⑶組織運営に関する情報開示

目的・対象範囲に関する情報開示
記事を作成するにあたり、以下の2点を遵守します。
・目的を簡潔に記載する。このとき特定の党派の擁護、または攻撃にならない。
・また対象範囲に関しては、どういう種類の言説をチェックするのかを明記する。

Ex)
「〇〇選挙の際に有権者が正確な情報に基づいて判断できるように、ファクトチェックを行う」など(目的)
「〇〇選挙に関するインターネット上で拡散している言説を対象とする」など(対象)

方法論に関する情報開示
ⅰ. 選択基準
「どのような言説をファクトチェックしていくか」を定めたものがこの選択基準です。
Waseggでは、
・言説が検証可能か
・ミスリードの恐れがあるか
・言説の重要性が高いか
・言説の影響力・拡散力の有無
・一般人が対象言説を疑うかどうか
などを基準として対象言説を選定します。

ⅱ. レーティング基準
レーティングとは、対象言説に関する真実性・正確性の評価・判定をいいます。WaseggではFIJが策定した9段階のレーティング基準を採用します。レーティングは以下の通りです。

・正確    事実の誤りはなく、重要な要素が欠けていない。
・ほぼ正確  一部は不正確だが、主要な部分・根幹に誤りはない。
・不正確      正確な部分と不正確な部分が混じっていて、全体として正確性が欠如している。
・ミスリード 一見事実と異なることは言っていないが、釣り見出しや重要な事実の欠落などにより、誤解の余地が大きい。
・根拠不明  誤りと証明できないが、証拠・根拠がないか非常に乏しい。
・誤り    全て、もしくは根幹部分に事実の誤りがある。
・虚偽    全て、もしくは根幹部分に事実の誤りがあり、事実でないと知りながら伝えた疑いが濃厚である。
・判定留保  真偽を証明することが困難。誤りの可能性が強くはないが、否定もできない。
・検証対象外 意見や主観的な認識・評価に関することであり、真偽を証明・解明できる事柄ではない。

ⅲ. 訂正方針
ファクトチェックにおいて誤った判断をしてしまったとき、どのように訂正するかを定めたものです。
瀬川ゼミにおいて、公開済みのファクトチェック記事に誤りが見つかった場合、どこがどのように誤った情報だったのか、また、なぜ誤ったのかをできる限り明確に記載した記事を作成します。また、誤った情報を載せている記事には、情報が誤りである旨を追加で書き込みます。

組織運営に関する情報開示
組織の名前…早稲田大学政治経済学部 瀬川ゼミ
運営責任者…瀬川至朗
所在地…〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1−6−1
ファクトチェック記事執筆者名

上記の内容を明記します。

以上が瀬川ゼミにおけるファクトチェック運営方針ガイドラインとなります。「公平性」を求めるために、透明性と公開性をもってファクトチェック記事を作成します。

公開日:2018/07/31

<原案作成:3期生 田中創太>

【追記】

<2019/07/07> レーティング基準(旧来の判定基準)を、FIJが策定した9段階のレーテイングに変更しました

<2018/08/03>   (3)組織運営の運営者→運営責任者、記事執筆責任者名→記事執筆者名に変更

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