「あーあ、まだこんなことしてんのか」
愛未のブログを読んでいた読者たちは呆れていた。
彼女がこの十三年やってきたことを知っているからである。
愛未はインターネット上である女性の個人情報を晒し、
誹謗中傷と差別発言を繰り返していた。
排泄物扱い、
暴言、
女性の家族に対する誹謗中傷エントリーが、毎日毎日続く。
女性が何度もやめてとコメントしてるのに、お構いなしだった。
愛未の味方をする者は誰一人いなかった。
やがて愛未のブログは、
愛未の誹謗中傷書き込みを見た人たちに荒らされるようになる。
愛未のことをかばってくれる人は、いなかった。
「仕方ない。移転しよう」
愛未はブログをやめ新たにブログを初めたが、
これもまたある女性への誹謗中傷だった。
ホームページの小説を無断転載するなど、
やりたい放題を続けている。
そんなことをやっていて、楽しいのだろうか。