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鴨方(女子)金光学園(男子)が熱戦 中国中学校バレーボール選手権大会
2019/08/08 木曜日
中国大会は、ジップアリーナ岡山を会場に開かれ、各県の予選を勝ち抜いた男女12校ずつが出場し、上位3校に与えられる全国大会への出場権を争いました。
3校ごとに分かれて行われた予選リーグ(上位2校が決勝トーナメント進出)。
女子の部、岡山県3位の鴨方は、広島県1位の可部(広島市)、島根県2位の東出雲(松江市)と対戦しました。
1試合目、可部と対戦した鴨方は、初戦の緊張のせいか本来の力を発揮することが出来ず、ストレートで敗れました。
予選突破をかけて絶対に負けられない戦いとなった2試合目は東出雲と対戦。
鴨方の3年生は全員が小学校時代から同じチームでバレーボールに汗を流してきた気心の知れた仲間。
粘り強くボールを拾い、セッター水上選手のトスワークから小野主将が強烈なスパイクを決めるなどして得点を重ね第1セットを奪います。
しかし2セット目を奪われ、勝負は第3セットへ。
鴨方は2年生の菰口選手の緩急あるサーブなどで相手守備陣を崩し序盤に8対0と大きくリード。
その後も畑選手の好レシーブや岡田選手のサービスエース、小野主将の力強いスパイクなどでリードを守り、最後は勝田選手が得点を決め勝利をつかみ、予選リーグを1勝1敗の2位で終え、決勝トーナメントへと駒を進めました。
男子の部、岡山県2位の金光学園は、鳥取県1位の桜ケ丘(鳥取市)、広島県2位の可部と対戦しました。
去年に続き2年連続での全国大会出場を目指す金光学園は、180cmの長身を生かした佐藤選手の強烈なスパイクやブロック、セッター原田選手の多彩なトスワークなどで得点を重ね、
また1年生ながらチームの主力として活躍する池田選手がコートの隅を正確に狙ったサーブで相手守備を崩すなどして、1セットも落とすことなくストレートで2連勝を飾り予選を1位で通過しました。
予選リーグを勝ち抜いた8チームによる決勝トーナメント。
鴨方は1回戦、予選1位通過の山口県の徳地と対戦しました。
予選突破の勢いそのままに快進撃を続ける鴨方は、第1セットを奪い優勢に試合を進めます。
しかし、第2セットを徳地に奪われ勝負の第3セットへ。
点を取っては奪われる手に汗握る展開となりましたが最後は相手の素早い攻撃に鴨方自慢の守備が崩され惜しくも敗退となりました。
一方、男子の部、金光学園は決勝トーナメント初戦、地元岡山勢同士の対戦となる倉敷南をフルセットの末破り、準決勝へ。
準決勝では島根県の安来第一に敗れ、全国大会出場をかけて3位決定戦に臨みました。
対戦相手は安来第三。
試合は1セットずつを奪い合いフルセットまでもつれる白熱した展開に。
最終セット、金光学園にとって終盤まで相手にリードを許す嫌な展開となりましたが、選手は誰一人として勝利を諦めることなく声を張り上げ、エース佐藤選手のスパイクや三好主将のブロックで悪い流れを変え勢いに乗ります。
その後も赤埴選手のブロックや角度をつけたスパイクで得点を挙げ逆転すると最後も赤埴選手がウイニングアタックを相手コートに突き刺し、見事2年連続4回目となる全国大会出場を決めました。
なお、中国大会の結果はご覧の通りです。
金光学園など中国地区の代表校が出場する全国大会は、8月17日から和歌山県で開かれます。
石井元祐