【スポーツ】[セーリング]吉田・吉岡組、銀メダル 五輪代表決定2019年8月10日 紙面から
◇470級世界選手権セーリングの470級世界選手権最終日は9日、神奈川県江の島ヨットハーバー沖で上位10艇によるメダルレース(最終レース)が行われ、女子は前回覇者の吉田愛(38)吉岡美帆(28)組(ベネッセ)が銀メダルを獲得した。日本勢最上位で3位以内の条件を満たし、セーリングの日本勢で最初の東京五輪代表に決まった。男子は岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)外薗潤平(JR九州)組がフライングの失格となり、総合9位だった。磯崎哲也、高柳彬組(エス・ピー・ネットワーク)は14位、土居一斗、木村直矢組(アビーム)は15位。男子代表決定は27日からのW杯江の島大会に持ち越される。 江の島で誇らしげに日の丸を掲げた。吉田、吉岡組は緊張の解けた笑顔を見せ「代表に内定してほっとした気持ちが大きい」と口をそろえた。5位となったリオデジャネイロ五輪に引き続き、2大会連続の五輪出場を射止めた。 メダルレースはリオデジャネイロ五輪金メダルのハンナ・ミルズ、エイリー・マキンタイヤー組(英国)が首位、1点差で吉田、吉岡組が2位で追う展開。英国ペアにスタートから前をとられ、進路を抑えられながら進む状況となった。しかし慌てずに落ち着いて対応し、表彰台を守った。 昨年に世界を制したペアは、今年に入って表彰台から遠ざかっていた。五輪選考対象大会のプリンセスソフィア杯(4月・スペイン)でも5位。「絶対に世界選手権で内定したいという気持ちでここまできた。そのために他の試合でいろいろ試して結果を残せないこともあったが、割り切った」と吉田。ピークをしっかり今大会に合わせ母国での五輪切符をつかんだ。
PR情報
|