ウヨどもが憲法改正についての議論を求め、「憲法を国民の手に! 言論人フォーラム」という団体を新規に立ち上げました

「憲法論議を求めるだけの中立的な団体」を装ってはいますが、どう見ても日本会議です


「言論人フォーラム」の呼びかけ人の1人である有本香さんによれば、

"改憲派、護憲派の別なく、学者や作家、ジャーナリストに留まらず、実業界や芸能関係までの幅広い人たち。ただし、ただちに憲法論議を進めるべきとの問題意識を共有する人たちの会だ"

ということらしいのですが、どうにも"改憲派、護憲派の別なく"という部分に違和感があります

そこで「呼びかけ人」をひとりひとり調べたところ、

呼びかけ人17人のうち16人は改憲派という結果に終わりました(1人微妙な判定の人もいたのですが、その人を改憲派に含めなくても15人)



今日は「言論人フォーラム」の「賛同人」について調べていきます


判定条件


なにをもって改憲派とするかは、以下の条件で判断します

1.有名ウヨ
2.改憲を肯定する発言
3.改憲団体に所属・もしくは関係が深い

3.の改憲団体については、代表格に日本会議があげられるでしょう。これに所属している者は、改憲派とみなします

日本会議の主要な改憲系別動隊である「美しい日本の憲法をつくる会」や「民間憲法臨調」の役職者も改憲派とします

日本会議


民間憲法臨調

また、賛同しているだけでは改憲派として決定的とはいえませんが、判断材料のひとつとして「放送法遵守を求める視聴者の会」をあげときましょう

「放送法遵守を求める視聴者の会」

日本会議の別動隊との噂(https://dot.asahi.com/aera/2017042600089.html)のある「放送法遵守を求める視聴者の会」ですが、なぜ「それだけでは改憲派と言えない」かというと、会が直接改憲を求めるものでないこともありますが、↓のような証言があるからです

上野千鶴子
"「放送法遵守を求める視聴者の会」とやらから、賛同人要請状が届いた"

たしかに歴史問題においてはアレな発言も多い上野千鶴子さんですが、さすがに日本会議流の改憲には反対でしょう(念のため言っておくと、上野千鶴子さんは「視聴者の会」賛同人要請も断っています)

※上の「視聴者の会」と上野千鶴子さんの話は、「言論人フォーラム」に護憲派の人が参加していたときに「ウッカリさんだなぁ」と言うための前振りだったのですが……。調べ終わった今となっては、完全にいらない前振りだったかな、と


あと「民社党」のことをよくご存知でない人は、今回何人かそれ系の人が出てくるので、興味がわいたなら↓の藤生明さんの連載を読んでいただければと思います


では、さっそく「言論人フォーラム」賛同人を調べていきましょう。なお、人数が多いため、前回の「呼びかけ人」以上に簡潔な記述となっています


「言論人フォーラム」賛同人をひとりひとり調べていく



1.浅野一郎:改憲派

・元参議院法制局長、元徳山大学学長、元LEC(東京リーガルマインド)教員

・「民間憲法臨調」副代表

・「放送法遵守を求める視聴者の会」賛同人

・なお、LEC代表の反町雄彦も「言論人フォーラム」賛同人


2.浅野善治:改憲派

・元衆議院法制局法制主幹、大東文化大学副学長

・「民間憲法臨調」運営委員

・「放送法遵守を求める視聴者の会」賛同人

・2015年、安保法制(戦争法)をめぐって集団的自衛権の是非が争われていたとき、報道ステーションのインタビューで「集団的自衛権合憲」を唱える映像が流れ、視聴者を驚かせた憲法学者

・上の際、報道ステーションではアンケートもとっており、その中で改憲を訴えている


3.井口文男:?

・弁護士、岡山大学名誉教授

・イタリア憲法史の人

・この人の立ち位置がよくわからない


4.池田実:改憲派

・日本大学教授

・「民間憲法臨調」運営委員

・平沢勝栄によると「集団的自衛権」を違憲じゃないとした憲法学者10人のうちのひとり

なお、国会議事録検索システム(http://kokkai.ndl.go.jp/)の簡易検索の検索語指定で「池田実」を検索するとこの10人が出てきます

・「国民には憲法を守る義務がある」と驚きの主張

・産経新聞【中高生のための国民の憲法講座】第35講では明確に改憲をうたっている

・旧 民社党系シンクタンクの「政策研究フォーラム」で評議員


5.石田榮仁郎:改憲派

・近畿大学名誉教授、弁護士

・「民間憲法臨調」代表委員

・池田実と同じく、平沢勝栄が「集団的自衛権」容認の憲法学者としてあげた一人

・改憲派弁護士でつくる「憲法改正発議研究会」の一員。この「憲法改正発議研究会」が極悪なのは、「新しい歴史教科書をつくる会」系の弁護士(荒木田、高池)と、かつて「つくる会」を分裂させた元凶たる「4人組」の内田智弁護士が揃っていること



6.伊藤憲一:改憲派

・日本国際フォーラム理事長

・日本会議代表委員

・美しい日本の憲法をつくる国民の会 代表発起人

・日本国際フォーラムの理事には日本会議会長の田久保忠衛、新宗教ワールドメイトの深見東洲(半田晴久)がいる


7.井上雅夫:改憲派

・同志社大学名誉教授

・新教育者連盟 理事(元理事長)。ここは穏健化した「生長の家」から分派した過激派……つまりは日本会議中枢と同系統の教育団体

「伊丹まちかど歴史研究会」


8.内野経一郎:改憲派

・弁護士

・日本会議東京都中野支部支部長

・「憲法改正発議研究会」の一員

・稲田朋美の「憲法教」発言に巻き込まれた人

・法律事務所のホームページがなんだか……


9.梅澤昇平:改憲派

・尚美学園大学名誉教授

・「民間憲法臨調」運営委員

・「放送法遵守を求める視聴者の会」賛同人

・旧 民社党の生き字引。「政策研究フォーラム」では顧問

・元「新しい歴史教科書をつくる会」理事


10.大久保太郎:たぶん改憲派

・元東京高等裁判所判事

・極左関係の事件とみられた「土田邸・日石・ピース缶爆弾事件」の一審で被告人らに無罪判決を出した裁判長
http://web-saiyuki.net/kenpoh/news2/ns119.htmlによると、判決を言い渡したあと「捜査官のご苦労を思うと大変残念なことです」と悔しさを滲ませたらしい

なお、「土田邸・日石・ピース缶爆弾事件」についての概要は以下を参照

・右派の裁判員制度批判者として活躍(念のために言っておくと、左派にも裁判員制度の批判者はいる)

・「裁判員法の廃止を求める会」の代表代行。今はこの団体の存在自体、まだあるのかもうなくなっているのかわからない。高池勝彦や故・小田村四郎といったウヨ界の有名人がメンバー

・憲法改正についての態度はよくわからないが、来歴を考えると明らかに……


11.大西達夫:改憲派

・元裁判官。弁護士、弁理士

・「憲法改正発議研究会」の一員

・「朝日・グレンデール訴訟弁護団」や「朝日新聞英語版の『慰安婦』印象操作中止を求める有志の会」など、いわゆる「歴史戦」でも活躍


12.落合清四:改憲派

・富士社会教育センター理事長、元UAゼンセン(UIゼンセン)同盟会長

・民社系の労働組合畑を歩いてきた人

・「労働組合は本当に労働者の味方か?」と批判を浴びたことも

・毎年5月3日に行われている公開憲法フォーラム(「美しい日本の憲法をつくる国民の会」と「民間憲法臨調」の共催)に参加したり、参加できなくともメッセージを送ったりと結びつきが強い


13.帯野久美子:たぶん改憲派

・インターアクト・ジャパン代表、関西経済同友会常任幹事、第9期中央教育審議会委員など

・大阪市の教育委員として育鵬社教科書を採択

・大阪府では人事委員長をつとめたことも

・大阪市が区長を公募した際には選出を担当。橋下徹ー大阪維新の会との結びつきの強さがうかがえる

・第1次安倍内閣の時に、政府の「男女共同参画会議」の議員だった。帯野久美子は女性の活躍促進を「経済問題」としか考えず、左派が「社会問題」として捉えていたことを批判。第2次以降の安倍政権の女性政策を大きく評価している

・NPO法人「万年野党」のアドバイザリーボード

万年野党については→

・関西経済同友会は憲法改正の議論について「積年の課題」としている

・この人個人の考えはわからないけど、来歴を考えると……


14.貝塚茂樹:改憲派

・武蔵野大学教授

・モラロジー研究所や日本会議と歩調を合わせる道徳学者。道徳の教科化に力を入れていた。教科化した今は、道徳の教員免許制に力をそそぐ



15.鍵山秀三郎:改憲派

・「日本を美しくする会」相談役(素手でトイレ掃除をすることで有名なところ。「便教会」として学校教育にも入り込んでいる)

・株式会社ローヤル(現在のイエローハット)創業者

・「美しい日本の憲法をつくる国民の会」代表発起人


16.勝股秀通:改憲派

・日本大学危機管理学部教授、元読売新聞解説部部長

・誤報を誤魔化した人

・2011年、民間憲法臨調の憲法シンポジウムに参加

・改憲団体である「日本戦略研究フォーラム」政策提言委員

・統一教会系の「世界平和教授アカデミー」にも平気で寄稿しちゃう人

・統一教会系の「平和政策研究所」にも平気で……あれ? もしかして勝股秀通さんって……


17.葛城奈海:改憲派

・ジャーナリスト

・有名ウヨなんで↓の画像のみで説明は省略

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18.加藤秀治郎:改憲派

・東洋大学名誉教授

・「美しい日本の憲法をつくる国民の会」代表発起人



19.岸博幸:たぶん改憲派

・慶応大学教授、元経済産業省の官僚

・経済財政政策担当大臣補佐官のときの大臣は竹中平蔵(小泉政権)。いわば竹中平蔵の弟子

・江田憲司や高橋洋一らと共に「官僚国家日本を変える元官僚の会(脱藩官僚の会)」を設立

・「万年野党」理事

・いわゆるひとつの「原発文化人」

・加計学園問題では「安倍晋三は国家戦略特区をつかって岩盤規制を打ち破っただけ」と政権を擁護していたが、お友達の高橋洋一が顧問をつとめる「株式会社特区ビジネスコンサルティング」を通じて国家戦略特区ビジネスでお金儲けをしていたことが明らかに

・憲法に関しては……どうなんだろう? 人脈的には改憲派だろうが


20.北康利:改憲派

・作家、元みずほ証券

・いわゆる「産経文化人」

・「日本スゴイ」な偉人伝を多く記す。ドラマにもなった『白洲次郎 占領を背負った男』が有名

・『叛骨の宰相 岸信介』で岸信介を気持ち悪いくらい絶賛する

・日本会議の機関誌『日本の息吹』にも登場

・"自主独立した強さである民間防衛力と、他者をおもいやる心を軸とした世界貢献の意識を併せ持てば国際社会を牽引していく「心」ある国 日本が創造できる"んだそうな

・神戸青年会議所「憲法アクションデイズ」で講演&シンポジウムパネリスト。全体から「押し付け憲法論」と「現憲法における平和主義を維持しつつの部分的改憲論」という憲法観がうかがえる……これは財界のウヨにありがちな主張なので、憲法観はみずほ仕込みと思われる


21.北尾吉孝:改憲派

・SBIホールディングス代表取締役社長

・『修身のすすめ』(致知出版社)という、いろいろ察っしてしまうタイトル&出版社の著作あり

・北尾吉孝さんの憲法観がよく表されているのがこれ

・"これは国の場合でも勿論同じで、一国の安全や防衛を他国に依存しているが故に、阿たり、諂ったり、媚びたりするのです。そのような甘え心やもたれ心を人においても、国においても一切無くす事が非常に大事であると思います。いずれ憲法改正も必要になってくるでしょう"


22.北村稔:改憲派

・立命館大学名誉教授

・有名なウヨい歴史学者(南京事件関連。なお、いわゆる学会での業績はほとんど……)なので、説明は省略


23.黒沢博道:改憲派

・富士社会教育センター参与、元民社党本部書記局員

・経歴は↓が詳しい

・富士社会教育センターは民社党系の労働者教育団体

・親学推進協会評議員

・民間憲法臨調のホームページにおいて現行憲法のことを"制定の経緯からみて、基本的には全部が問題"としており、"したがって、現行法で問題となる主な条項は、前文、第9条、国民の権利と義務(第3章)、第96条などとなる。とりあえず、国際社会に通用する「普通の国」なみの条文の改正が最低基準と考える"との改憲論を披露


24.小長啓一:たぶん改憲派

・弁護士、元通商産業事務次官、元アラビア石油会長

・秘書として『日本列島改造論』を田中角栄とともに執筆→のちに首相秘書官に

・小長啓一さんが代表幹事をつとめる「同台経済懇話会」のホームページは激しくウヨいうえ、日本会議や日本戦略研究フォーラムへのリンクがはられている

・この人個人の考えはわからないけど、来歴を考えるとまず改憲派かな


25.桜林美佐:改憲派

・防衛問題研究家

・「美しい日本の憲法をつくる国民の会」代表発起人

・この人も有名ウヨの一人なので説明は省略


26.反町勝夫:改憲派

・LEC東京リーガルマインド代表取締役会長

・民間憲法臨調代表委員

・反町勝夫の改憲提言↓

・「新しい歴史教科書をつくる会」が分裂した2006年、「八木秀次さんとともに日本の教育再生を考える夕べ」実行委員会が開かれる。反町勝夫さんは発起人として名前を連ね、そのまま「日本教育再生機構」代表委員に


27.高橋洋一:改憲派

・嘉悦大学教授、元財務省の官僚

・有名ウヨなので当然改憲派ですが、他のメンバーのことを知る上でも有益な情報もあるので、ちょっとだけ書いておきます

・小泉内閣時の竹中平蔵の下で働く

・官僚国家日本を変える元官僚の会幹事長、株式会社政策工房代表取締役会長、NPO法人万年野党アドバイザリーボード、株式会社特区ビジネスコンサルティング顧問

・上記のような団体・役職を使って政府や大阪(維新)の政策にも関わっている。だというのにシレッと安倍政権擁護をするからヒドイ

・通称「時計泥棒」または「ウォッチマン将軍」。理由は日帰り温泉施設でウッカリ(?)時計泥棒をしたため。この事件により東洋大教授を懲戒免職にされている。社会的制裁と被害品の返却が酌量され起訴猶予に


28.半井小絵:改憲派

・気象予報士

・有名ウヨなので説明は省略


29.長谷川裕一:改憲派

・法隆代表取締役社長、「お仏壇のはせがわ」元代表取締役

・「美しい日本の憲法をつくる会」に「憲法改正への提言「美しい国、日本」」なる文章を寄せている

・「生長の家栄える会」関連の人。「栄える会」は日本会議系統ではなく、穏健化した「生長の家」の所属のはずだが、個人の考えは別ということなのだろう



30.服部幸應:改憲派

・服部学園理事長、料理評論家。通称「ハットリ先生」

・意外と知られていないけど、一部のマニアにとって、服部幸應がウヨいことは常識

・「美しい日本の憲法をつくる会」に「食卓崩壊は日本国憲法にあり」という文章を寄せている

・上記のトンデモ発言をしていたため、長男が逮捕されたとき(https://www.asahi.com/articles/ASHCJ3FP8HCJUTIL00P.html)には、「これも憲法のせいですか?」という嘲笑を浴びることに


31.畠山圭一:改憲派

・学習院女子大学教授

・「まほろば教育事業団」元理事長(現在は顧問)。「まほろば教育事業団」は、生長の家から飛び出した連中の教育機関。つまり日本会議中枢と同根

・日本会議系出版社「明成社」から共著で『君たちが、日本のためにできること―大学生に伝えたい祖国との絆』を出版

・2003年の憲法調査会で公述人。同じ公述人の林明夫(開倫塾塾長)が憲法の全面改正を主張しているため目立たないが、畠山圭一さんもそれとなく改憲を主張している


32.浜谷英博:改憲派

・三重中京大学名誉教授

・民間憲法臨調運営委員

・日本会議で講演したり、日本会議国会議員懇談会で改憲の提言したり。↓はその一例

・国家基本問題研究所評議員や政策研究フォーラム理事で役職をもつ他、「日本安全保障戦略研究所」の研究員でもある

「日本安全保障戦略研究所」の漫画は本気でヒドイので一度見てほしいです


33.秀道広:改憲派

・広島大学医学部教授

・「まほろば教育事業団」理事

・「平和と安全を求める被爆者たちの会」元会長(創設時の会長)

「平和と安全を求める被爆者たちの会」は日本会議広島と協力関係にある右派の被爆者団体。2009年8月6日に日本会議広島で開かれた田母神俊雄の講演をキッカケに、日本会議広島と相談のうえ設立。日本会議広島に間借りしている(設立時のエピソードはホームページ下から2番目)

・地方紙では地元の改憲論者枠としてメディアに登場


34.藤井聡:改憲派

・京都大学教授

・安倍内閣の内閣官房参与で国土強靱化政策を担当していたが、消費税増税に反対し辞任

・有名ウヨ・西部邁の薫陶を受け、彼の業績をなぞるような行動をとることも。当然、改憲派


・橋下徹&維新のことは大嫌い


35.松浦昭彦:改憲派

・UAゼンセン会長

・UAゼンセンは民社党系の流れをくむ労働組合

・UAゼンセンは"私たちは、変化する世界の状況の中で平和国家の理念を継承していくために、憲法の改正に向けて議論を進めなければならない"としており、普通に改憲団体

・松浦昭彦は政策研究フォーラムでは理事をつとめている

・"国民民主党はわれわれに一番近い"

・安倍流改憲を支持

なお、上の改憲支持を報じたホームページは中核派『前進』なのでアクセス注意(ウヨいホームページのURLを載せまくってて今更な気もするけど)


36.水谷研治:改憲派

・名古屋大学客員教授

・Amazonあたりで検索すると、ハイパーインフレ論者であることがわかる。つまり「財務省悪玉論」や「MMT理論」が席巻する昨今のウヨ業界では反主流派(たとえば高橋洋一あたりとはソリがあわないはず)

・"安定政権の下でやっと長期的な視点での強力な施策が期待できるようになった。長年にわたり是正が必要でありながら、手をつけることができなかった課題を俎上に載せることができる。憲法改正がその一つである"という文章を、なぜか税務会計経営情報サイトTabisLandで書いちゃう

・「平和安全法制の早期成立を求める国民フォーラム」の全面意見広告に名前が掲載されている


37.村井友秀:改憲派

・東京国際大学国際戦略研究所教授、防衛大学名誉教授

・どういうわけか名著扱いされている『失敗の本質』執筆者の一人

・基本的に軍事のパワーバランスを重視するおじさん

・バランス重視を訴えつつ中国脅威論を振り撒くおじさん。冷静な分析の結果なら有りな論だとは思うが"「敵」は日本の安全を脅かす最大の国である中国です"とまで言い切るのは行き過ぎ

"台湾は日本防衛の生命線"なる言葉も、いったいいつまで台湾を植民地扱いしてるんだという感じです

・民社系の政策研究フォーラムでも絶好調で中国脅威論

・安倍晋三が名誉会長な「日本安全保障・危機管理学会」理事

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38.森本敏:改憲派

・拓殖大学総長。元航空自衛官、元外交官、元防衛大臣(民間人初の防衛大臣)

・美しい日本の憲法をつくる国民の会代表発起人

・民間憲法臨調代表委員


39.吉田和男:改憲派

・京都産業大学経済学部客員教授、元財務官僚

・竹中平蔵とは仲が良く、竹中が「発想の転換の大切さは吉田さんに教えられた」と語るほど

・高橋洋一は「吉田氏や筆者がいなくなったら、マクロ経済モデルをメンテナンスする人が少なくなり、結局、使わなくなったようだ。それとともに、財務省のマクロ経済音痴が進行していったように思える」と語る

・『憲法改正論―21世紀の繁栄のために』(PHP)というドストレートな著作がある


まとめ


「憲法を国民の手に! 言論人フォーラム」賛同人、総勢39名を調査した結果

改憲派は34人
たぶん改憲派は4人
不明は1人

……という結果になりました

いやー、ほんとどこが"改憲派、護憲派の別なく"なのでしょうか

今回のことで有本香という人の不誠実さがよくわかりました