【競馬・ボート・競輪】[競馬]エルムS 今週復帰の坂井、いざ反撃へ2019年8月9日 紙面から
落馬骨折の傷が癒えた坂井瑠星騎手(22)=栗東・矢作=が、今週の札幌競馬から戦列に復帰し、土日で12鞍の手綱を取る。日曜メインの「第24回エルムS」(GIII・11日・ダート1700メートル)にはドリームキラリに騎乗。このレースは昨年2着、2年前は3着。相性のいい一戦でいきなり存在感を発揮するか。新潟競馬では木幡巧也騎手(23)=美浦・牧=が「第54回関屋記念」(GIII・11日・芝1600メートル)で3週連続重賞アタック。ハーレムラインに初タイトルをもたらすか。 落馬負傷から約1カ月半。デビュー4年目の坂井が、今週の札幌で復帰する。若武者は「乗れなかった期間をクヨクヨせずプラスにとらえた。ここからまた頑張りたい」と腕をぶす。 6月30日の函館4Rで落馬し左頬骨と胸骨を骨折。7月11日の手術を経て騎乗を再開したのは3日から。「手足は無事でリハビリの必要がある骨折ではなかったので、馬に乗れない間は走ったりトレーニングを積んでいた」という。 2年前の11月から約1年間、オーストラリアで武者修行するなど海外への関心が高い。戦列から離れている間には英国に渡りキングジョージを観戦。「矢作先生に相談したら、行ってこいと言っていただいた。いつかは乗りたいという気持ちでレースを見て、世界のトップ騎手の騎乗に刺激を受けた」と目を輝かせる。 今週は12頭に騎乗。日曜3Rのグラマラススカイは調教の感触から「うまくはまれば」と期待する。ここ4戦コンビを組むエルムSのドリームキラリには「やれば動く馬なので(追い切りは)速い時計が出たが、良いころの動きに比べると…」と追い切り後の変わり身に期待といった感じだ。 心身ともにフル充電は果たした。復帰週からどんな手綱さばきを見せてくれるか楽しみだ。 (高橋知子)
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