トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

菊池、5イニング1失点で勝敗付かずも復活気配の8奪三振 修正フォームに手応え

2019年8月9日 紙面から

パドレス戦に先発し、好投したマリナーズ・菊池=シアトルで(共同)

写真

◇マリナーズ3-2パドレス

 米大リーグは7日、各地で行われ、マリナーズの菊池雄星投手(28)は地元シアトルでパドレス戦に先発。初顔合わせの相手から8三振を奪うなど5イニング4安打1失点。後続がいったん同点に追い付かれて5勝目はならなかったが、復調の兆しを見せた。ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手(35)はフィリーズ戦に4-0の7回無死一塁から3番手で登板。1イニングを完璧に抑え、5試合ぶりで2試合連続無失点とした。エンゼルスの大谷翔平選手(25)は試合がなかった。

 復活への光明だろうか。菊池は直球とスライダーの投球の組み立て二本柱に切れがあり、その2球種で4奪三振(K)ずつ。計8Kは5月3日の10K(対インディアンス)に次ぐメジャー自身2番目の多さで「高めのストレートとスライダー。この2つで空振りを増やしていかないと難しい」との言葉通り、直球で奪った三振はいずれも高めだった。

 前回登板はメジャー自己最多の4被弾。その後、テークバックを小さくし、上げる右足のため方も変えるなど、中4日の間にフォームを大幅に変更したという。「今後へいいきっかけになるような球がいっていた。特にスライダーはすごくいい軌道。修正したところがすごく良い形になった」

 大リーグ公式サイトは「菊池が将来へ希望を持てる修正点を発見した」と報じ、最近は辛口コメントが続いたサービス監督も「素晴らしかった。フォーム修正できっちり結果を残した。球に切れがあったのが、これまでとの違いだ。間違いなく正しい方向に一歩踏み出した」と称賛した。これが本格的なきっかけとなるかどうか。次回登板が正念場となる。

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ