1回戦4試合が行われ、敦賀気比(福井)は初出場の富島(宮崎)に5-1で快勝し、4年ぶりに初戦を突破した。智弁和歌山は米子東(鳥取)を中盤以降に突き放し、8-1で大勝。国学院久我山(西東京)は前橋育英(群馬)に7-5で逆転勝ちし、春夏通じて甲子園初勝利を挙げた。明徳義塾(高知)は藤蔭(大分)を6-4で振り切った。
敦賀気比の4番・木下が1安打1打点で2年生エースを援護した。2打席凡退で迎えた6回2死走者なしから右中間を破る二塁打。相手のミスも絡み、リードを3点に広げるホームを踏んだ。8回1死二、三塁では投手強襲の当たりを放ち、三塁走者を生還させた。高校通算36本塁打を誇るプロ注目の主砲は「隙を突いて、たたみ掛ける野球ができた」と手応えを口にした。