心を取り戻せ ゲーム障害との闘い
患者と家族、医療機関への取材から、深刻化する実態と治療の最前線を見つめる
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【社会】<つなぐ 戦後74年>核廃絶、誓い受け継ぐ 長崎きょう原爆の日長崎は九日、米国による原爆投下から七十四年を迎えた。長崎市松山町の平和公園で平和祈念式典が営まれ、投下時刻の午前十一時二分に黙とう。田上富久市長が平和宣言で、核兵器を巡る世界情勢への危機感を表明し、日本政府に憲法の平和理念を堅持するよう訴える。八日は市民らによる関連行事が各地であり、平和公園では、手作りキャンドルに灯をともして核兵器廃絶を誓い、平和を願う鐘の音が響いた。 「せんそうがおきないように」「平和の一歩 自分から」。公園内の「平和の泉」では八日夕、児童らのキャンドル約三千個が辺りを優しく照らし、色とりどりの手書きのメッセージが浮かび上がった。児童らはハトやハートの形をした風船を空に飛ばした。公園ではライトによる「祈りの光」が天に向かい放たれた。 孫のキャンドルを見に来た長崎市の平石静代さん(70)は「子どもたちが平和の誓いを受け継いでいる証拠のようだ」と目を細めた。大分市から参加した小学六年後藤宗利君(11)は「世界が平和になるように」と元気よく語った。
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