【競馬・ボート・競輪】[競馬]関屋記念 ミッキーグローリー、馬体も動きも迫力たっぷり2019年8月8日 紙面から
「第54回関屋記念」(GIII・11日・新潟・芝1600メートル)の追い切りが7日、東西のトレセンと新潟競馬場で行われ、美浦坂路でマイルCSを目指すミッキーグローリーが力強い動きを披露。絶好調のルメールとの再タッグも心強い材料だ。栗東坂路ではNHKマイルC2着のケイデンスコール、重賞初制覇を狙うサラキアが、ともに好調をアピール。「第24回エルムS」(GIII・11日・札幌・ダート1700メートル)では札幌ダートでリアンヴェリテが躍動し、3連勝を視界に入れた。 ミッキーグローリーは美浦角馬場でじっくり体をほぐしてから坂路へ。僚馬レッドオルバース(7歳3勝クラス)を先行させてスタートし、徐々にピッチを上げてスピードアップ。一杯になった併走馬を楽々とかわして1馬身半先着してフィニッシュを決めた。4F51秒4-37秒0-12秒5。タイム以上に、約550キロの青鹿毛の馬体から繰り出すパワフルなフットワークが目立っていた。 モニターを通じて動きを見届けた国枝師も「しまい重点の指示だったが、ちょっと(全体時計が)速かったかな。まあ、いい走りだったし、レースでもしっかり動けると思う」と納得。昨年11月のマイルCS5着以来、9カ月ぶりの実戦となるが、7月中旬から坂路できっちり乗り込まれており仕上がりに不安はない。新潟がデビュー戦で3着、500万勝ちと【1010】の実績。「新潟の外回りコースなら紛れは少ないだろう」と復帰戦の舞台として歓迎している。 ルメールとの再コンビも心強い。前々走の京成杯AHで重賞初制覇を決めており、GIへ向けて弾みをつけるためにもこれ以上ないパートナー。先週の札幌で土曜2勝、日曜は自身2度目でJRA最多タイの一日8勝と勝ち星ラッシュで、定位置のリーディング首位が視野に入ってきている。 「マイルCSでルメールから乗せてほしいと言われるくらいになってほしいね」と指揮官も期待十分。主戦場の札幌から駆けつける名手との最強タッグで、まずは2つ目のタイトルを手中に収める。 (美浦取材班)
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