【プロ野球】原巨人、丸&阿部弾で連敗6でストップ!2019年8月8日 紙面から
◇巨人9-3中日中日は5回まで無安打に抑えられるなど攻撃陣が低調。6回に3点返すのがやっとだった。先発の山本は5回に制球を乱して4点失うなど、5失点。2番手・祖父江も痛打された。巨人は4回に大城の犠飛で先制し、5回は丸と阿部が2ランで加点。連敗を6で止めた。 ◇ 普段よりも、少しだけ遅れて会見場に姿を現した。今季最長の連敗を「6」で止めた巨人の原監督。「久々に勝ったから汗をかいたよ。着替えてきた」。産みの苦しみを味わった通算1001勝を、さわやかな笑顔で味わった。 苦境を打破したのは一撃必殺の本塁打だ。1点リードの5回2死一塁、丸が初球の142キロを右翼席へ19号2ラン。「追加点が大事だと思っていた。つなぐ意識でしたけど、1球で仕留められた」。チームは初対戦の中日・山本に3回まで無安打と沈黙。「低めが沈む、独特な真っすぐ」。昨季まで広島で2年連続MVPに輝いた男も手を焼いたが、3打席目できっちり対応してみせた。 さらに2死二塁で、この男も全盛期を思わせる豪打を放つ。阿部だ。7月7日のDeNA戦以来1カ月ぶりに先発。「変化球を意識して打席に入った」。前の打席で豪快に空振りした127キロのチェンジアップを右翼席に突き刺し、指揮官を「起爆剤として慎之介に頼ってしまった。見事ですね」とうならせた。 2点差に迫られた7回には2死満塁から若林が「四球でもいい。当てられるところは手を出そう」と粘って11球目を左前へ運ぶと、相手の後逸もあって走者一掃の適時三塁打に。連敗中に欠いた好機での「あと1本」が出て勝利を決定付けた。丸は「一つ勝つと、一人一人の(試合の)入り方が多少変わってくる」と語った。負けられない重圧から解放。この良い流れは手放さない。 (小林孝一郎)
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