【なぜ?】登山家の撮ったこの写真が大きな物議をかもしました。さて、あなたはその理由がわかりますか?

自然

地球って丸い……よね?

地球は丸い。日本に住む多くの人がそう信じているであろう。

1519年にマゼランが始めた世界一周の成功により、地球が球体であることは完全に証明されたように思われた。

しかし世界には、地球が平面体であると信じて疑わない人達がいる。アメリカでは、地球が丸いと信じている若者の割合はたった66%程度との報告もある。

そんな中、ある登山家がエベレストの頂上で撮った一枚の自撮り写真がネット上で物議をかもしている。

Redditに投稿されたもので、湾曲した地球の姿が映し出されたなんとも壮大な写真。

そのタイトルは「チェックメイトだ、地球平面協会」

「地球平面協会」とは、その名の通り、地球が球体ではなく平面体であると信じる団体である。

海外ではセンセーショナルなこの話題。すぐにイギリスのニュースメディアに記事にされ、議論をよんだ。

地球平面協会も黙ってない

この論争に、地球平面協会自身も参戦。公式Facebookにて見解を発表した。

ニュースメディアが取り上げたようですね。バカバカしい話ですが、もし「地球が丸い」と仮定したとしても、それが曲面として見えるためには地上35000フィートの地点まで上がらなければなりません。エベレストの頂上は、地上29029フィートでしょう。「球体説信者」は、魚眼レンズで歪められた写真に簡単に騙されるということがわかりましたね。

この投稿には大量のコメントが付き、現在進行形で物議をかもし中である。

コメント「旅客機に乗ったら地上35000フィートの地点まで上がるし、そこで曲面が見えるでしょ。あなた達は飛行機に乗った事がないの?」

地球平面協会「地上35000フィートの地点から曲面を観察するためには、非常に大きな視野が必要になります。旅客機の窓からは見えるはずがありません。ちなみに、我が協会には何人かのパイロットが所属しています」

コメント「確かにこの写真はレンズによって歪められたものかもしれない。だけど、もし地球が平面だったら、なんでこの写真には他の世界中の高い山が写っていないのか。平面の地球上で、地上29029フィートの地点にいたら、すべてが見えるはずだろう」

地球平面協会「空気中には多数の粒子が漂っています。光は空気中を通過するとき、粒子にあたって散乱します。それにより、人が見れるものには限界があるのです」

コメント「地球の端っこの写真を見せてほしいんだけど。誰か撮ってきてよ」

地球平面協会「端っこはありません。地球は永遠に続く平面です」

ぐぬぬ。

上記の議論からも分かるとおり、平面説信者達は自分達なりのサイエンスに基づいて独自の理論を組み立てている。

今年4月にはイギリス・バーミンガムで地球平面学会が開催され、信者達は「この世に重力は存在しない」「NASAの動画は全部陰謀」「端っこに来たら、パックマンみたいにもう一方の端っこにワープするようになっている」などの話題でおおいに盛り上がったようである。

果たして地球は丸いのか、平面なのか。

答えはありません。議論は永遠に続く平行線です。

参照元:RedditLADBIBLE、Facebook[1][2][3][4]

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