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残る3羽も巣立ち 坂井のコウノトリひな

(右)2番目に巣立った雌のJ0259(中)3番目に巣立った雄のJ0260(いずれも堀川恭司さん撮影)(左)最後に巣立った雄のJ0258(古木仁さん撮影)

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 県は六日、坂井市内で誕生した国の特別天然記念物コウノトリのひな四羽がすべて巣立ちをした、と発表した。先月二十六日に雌が最初に巣立ってから残りのひなも順次続き、六日に最後の一羽が巣立った。

 県によると、二番目に巣立ったのは個体番号J0259の雌で先月二十七日午前七時五十三分ごろ、三番目はJ0260の雄で今月二日午前五時五十分ごろ、最後に巣立ったのはJ0258の雄で六日午前九時ごろ。いずれも巣周辺の水田や畑、農道に降り立っているところを市民らが確認した。

 兵庫県立コウノトリの郷公園によると、野外の一つ巣から自然繁殖した四羽が巣立つのは全国では三年連続。今年は坂井市のほか、鳥取市や京都府京丹後市でも四羽のひなが巣立っている。これで野外のコウノトリは百七十羽を超えた。

 県によると、四羽のひなは巣立ち後もしばらくは親鳥と一緒に過ごし、単独で行動するのは秋以降になる。担当者は「鳥を刺激しないよう、静かな環境を守る配慮をしてほしい」と呼び掛けている。

 (藤井雄次)

 

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