俳優の加藤雅也(56)が6日、東京・丸の内TOEI2で、主演映画「影に抱かれて眠れ」(和泉聖治監督、9月6日公開)の完成試写会に出席、主要キャストとともに舞台あいさつした。
北方謙三さんの小説「抱影」が原作。横浜・野毛を舞台に、2軒の酒場を営む画家の硲(はざま)役を演じた加藤は「ちょうど1年前、暑い中で撮影をして、こうしてまた暑い中で公開できるのがうれしく思います」。
ヒロインを演じた中村ゆり(37)は加藤と初共演だったが、「お互い関西出身で、話してみたら近所のお兄ちゃんみたいでした。私がちょっとなれなれしかったかも」と話して笑わせた。
レゲエグループ「湘南乃風」の若旦那(43)は今回が本格的なスクリーンデビュー。やくざ役で、監督から注文されたのは「汚く食べること」。若旦那は「(映画を)見た後、ボクのこと嫌いになるかもしれませんが、演技ですから」と“言い訳”。最後は、印象的なキャッチボールのシーンにちなんで、全員が客席にサインボールを投げ込んでサービスした。