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【芸能・社会】

ジャニーさんの思い受け継ぎ タッキー「虎者-NINJAPAN-」

2019年8月7日 紙面から

初主演舞台「虎者-NINJAPAN-」の製作発表記者会見で忍者ポーズを取る、Travis Japanの(左から)松倉海斗、七五三掛龍也、吉澤閑也、宮近海斗、川島如恵留、中村海人、松田元太=東京・新橋で(斉藤直己撮影)

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 ジャニーズJr.の7人組ユニット「Travis Japan」が6日、東京都内で単独初主演舞台「虎者(トラジャ)-NINJAPAN-」(作・構成ジャニー喜多川、構成・演出滝沢秀明)の製作発表に出席した。「トラジャ」はファンが名付けたグループの愛称に由来。第1幕は近未来の忍者をモチーフに究極の家族愛を描く和のエンターテインメントショー、第2幕はライブ形式となっており、ダンスに定評のある7人の魅力を最大限に引き出す構成になっている。

 川島如恵留(24)は「ジャニーズJr.大戦国時代の今、これからが自分たちの幕開け。『Travis Japan』という船を作り上げて、たくさん準備して、もう積みきれないぞというところまで来た自負があります。各地に笑顔や感動を届けるいい機会になります」と船出を喜んだ。

 7月9日に死去したジャニー喜多川さんの「日本が誇る忍者の文化を題材に、外国人にも楽しんでもらえる作品を作りたい」という思いを滝沢さんが受け継いで形にする。トランポリンとプロジェクションマッピングを融合させた斬新な演出が見どころになりそうだ。

 宮近海斗(21)は「目標であり、夢だった単独公演。僕たちの代表作、そしてジャニーズの歴史に残る舞台にできるように私生活を含めて精進してまいります。『-JAPAN』といえば、なでしこJAPAN、侍JAPANの次くらいに『Travis』と言われるくらいになりたい」と飛躍を誓った。

 その上で「(海外のスポーツ競技などの)ハーフタイムショーに出られるくらい名を上げていって、『こいつらが見たかった』と思っていただけるように『Japan』という名を背負ってやっていきたい」と目標を語った。

 公演は11月2~10日に東京・サンシャイン劇場で。その後、同15~24日に京都・南座、同26、27日に名古屋・御園座(中日新聞社など主催)、同30日に広島・上野学園ホールを回る。

◆滝沢秀明さんが「夢の続き託す」

 この日の会見では滝沢さん演出の公演のテーマソング「Namidaの結晶」のミュージックビデオも公開。公演のポスターにも使用されているメンバーの衣装は、黒装束ではなく真っ白で神々しく、近未来の忍者をイメージしている。

 会見後、取材に応じた滝沢さんは「彼らはダンスを武器にしています。自信もあるだろうし、僕も同じ気持ち」と評価した上で「ジャニーさんは世界を夢見ていた。僕はその夢の続きをTravisに託そうという気持ち。海外公演は一刻も早く実現させたい。そして海外の方が日本に見に来る。そこまでやってようやくゴールかなと思います」と語った。

 2012年に結成された「Travis Japan」は、マイケル・ジャクソンの映画「THIS IS IT」の振付師として知られるトラヴィス・ペインさん(48)から初期メンバーがレッスンを受けたことがグループ名の由来で、世界レベルのダンス技術習得を目指している。

 

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