茨城県の県南に、とあるカードショップがあった。
そこは、月1でCSを開催するようなごく普通のカードショップだった。
ただし、そのCSは普通とは言い難いものだった。
その名は…「ジャッジキルCS」
普通のCSのルールに、以下のルールを追加する。
・相手がジャッジキルされた場合、自分のポイントは2倍になる。(2回ジャッジキルすれば、4倍。3回ジャッジキルすれば8倍…のようになる。)
このように、ジャッジキルさえすれば、DMPランキング上位もしくは1位になることも夢じゃない。
今回は、その様子を見てみたいと思う。
1:開幕!ジャッジキルCS
20XX年8月5日カードショップ八坂
イベント「ジャッジキルCS」
参加希望者1069人
当然、こんなうまい話があるわけだから全国のDMPが集まるに決まっている。
しかし、ポイントが入るのは上位8名だけ。つまり、ベスト8に入れないと話は始まらない。
しかもベスト8に入ると、そこからは地獄のジャッジキル合戦が始まる。ジャッジキルのためであれば、多少の犯罪は許されるため、常に命懸けだ。過去には、ポイントはランキング1位になったものの、この世からジャッジキル(他界)されてしまった者もいる。
2:壮絶な争い
では、第19回ジャッジキルCSベスト8による戦いを見たいと思う。
以下ベスト8者
・綾乃
・伊藤
・植田
・江口
・緒方
・加藤
・菊池
・窪田
ここでは敢えて本名で呼ぶが、彼らがどんなハンドルネームだったかは、ご想像に任せる。
そして、カードショップ八坂の店長である「八坂」がヘッドジャッジを務める。
さあ!始まります!
・綾乃VS伊藤
ベスト8同士の争いが始まった。序盤の滑り出しは両者共に順調。流石ベスト8と言ったところだった。…
が、伊藤の4ターン目。伊藤が2マナを払い《ホメホメ老句》を唱えたところで事件は起きる。
出典:デュエルマスターズ
効果で3枚目を引いた時に、なんと、スリーブに上下逆転した「5枚目」の《撃髄医 スパイナー》が見えたのだ!
出典:デュエルマスターズ
伊藤の顔つきが変わる…
《ほめほめ老句》の効果は3枚引いた後相手に2枚手札を選ばせて、それを捨てる。つまり、ここで《撃髄医 スパイナー》を選ばれなければいいのだ。
冷や汗ダラダラの伊藤、無理はない。今スパイナーは公開領域に4枚ある。スパイナーが捨てられることは死に直結するからだ。
運命の瞬間。綾乃は伊藤の手札から2枚を選ぶ。
出典:デュエルマスターズ
1枚目:《百万超邪 クロスファイア》
そして2枚目…
2枚目:《撃髄医 スパイナー》
綾乃「ジャッジ!ジャッジをお願いします!」
伊藤はその言葉を聞いてから気絶してしまったらしい。
勝者は綾乃。そして、5枚目の《撃髄医 スパイナー》を仕込んだのも綾乃である。
人はジャッジキルするためなら、どんな汚いことも出来る生き物なのだ。
植田VS江口
環境デッキ同士の戦い。カードパワーは両者互角。後はプレイングの差で勝敗が決まるだろう、と誰もが予想していた。
しかしここはジャッジキルCS。このまま平穏無事に終わるはずか無いのだ。
江口の4ターン目、《龍装艦 チェンジザ》の効果でカードを引いた時に事件は起きた。
カードを引いた瞬間、突然江口の右手が言うことを聞かなくなったのだ。
何が起こったか理解出来ない江口。
次の瞬間、江口の右手が痙攣しだした。
(遡ること1時間前)
ベスト8が決まり、対戦相手が決まり、お昼休憩となった。
その時、江口はずっとガマンしていたのだろう。休憩時間が始まった瞬間、一目散にトイレに駆け込んだ。
しかし、江口はここで重大なミスを犯していた。
なんと、デュエルスペースに所持デッキ全てを置いて行ってしまったのだ!
そしてそれを見ていた植田は、自身の職業が医者であることをいいことに、触っただけで痺れる協力な「神経毒」を江口の《ドンジャングルS7》の背面に塗ったのだった。
そして江口は《龍装艦 チェンジザ》の効果で《ドンジャングルS7》を引いてしまったため、その神経毒に触れてしまったのだった。
震える右手が山札を吹っ飛ばし、シールドを吹っ飛ばした。
試合を続行不能にしてしまった江口は、当然、ジャッジキルされた。
勝者は植田。所持デッキを無防備なところに置いてどこかに行くのはやめよう。
緒方VS加藤
デュエルの準備中、そこには笑顔で楽しそうに話す緒方と加藤がいた。
実は2人ともプロプレイヤーなのだ。
スポンサーは違えど、一緒になることが多かった2人は仲良くなったのだろう。
緒方「今日は負けませんからね!」
加藤「こちらこそ、勝ちを譲るようなことはしませんよ。」
一見微笑ましいCSの光景に見えるが、忘れてはいけない。これがジャッジキルCSであることを…
序盤の滑り出しは順調だった。プレイングは両者隙がない、完璧なプレイングだった。
しかし…
加藤の5ターン目、ついに異変が起きた。
ターン始めのドロー、引いたのは《蒼龍の大地》
このままこのカードを使って有利にしようと思ったその時、異変に気が付いた。
そう、《蒼龍の大地》のオーバースリーブが破れていたのだ。
(遡ること数分前)
加藤と一緒になることが多かった緒方は、加藤の「ある癖」を見抜いていた。
それは「換えのスリーブを持ってこない」という癖だった。
それを知っていた緒方は、準備中に加藤の山札をシャッフルするフリをして、さりげなく加藤のオーバースリーブを破り、ジャッジキルを狙ったのだった。
緒方「ジャッジ!」
オーバースリーブが破れた場合、ジャッジを呼んで、予備のスリーブに替えることが出来るが、加藤は予備など持っていない。続行不能になり、加藤はジャッジキルされた。
勝者は緒方。人はジャッジキルのためなら、友情だって簡単に裏切る。皆さんは、予備のスリーブを持ってくることを推奨する。
決着の行方
菊池VS窪田の戦いは、白熱した戦いだった。逆転につぐ逆転で、お互いジャッジキルなどせずに正々堂々と勝負をしたがっているようにも見えた。
しかし、菊池の12ターン目に事件は起きた。
外に鳴り響くパトカーのサイレンの音。それが近づくにつれて、店長兼ヘッドジャッジの八坂の顔色が悪くなる。そして、店内に警察が来た。
警察「八坂 徹さんですよね?あなたには脱税の疑いがあるので、署までご連行願います。」
こうして第19回ジャッジキルCSは、店長兼ヘッドジャッジの八坂が、ジャッジキル(社会的制裁)をされることによって幕を閉じた。
あとがき
そういえば前回、自己紹介がまだでしたね。
私は満(みつ)というものです。茨城県DMPで高校1年生です。()
今回の記事はいかがでしたか?今回はふざけにふざけまくりました…
いや…ちゃんとふざけながら密かにCSのマナーを教えてたんですよ?
まあそんなことはさておき、
前回よりも成長(?)を感じます。一応ベスト8者の使用デッキ⬇
綾乃:チェンジザドンジャングル
伊藤:赤黒墓地ソ
植田:印鑑パラス
江口:赤入りチェンジザドンジャングル
緒方:緑ジョラゴン
加藤:5c蒼龍
菊池:青緑デュエランド
窪田:メタリカミッツァイル
完全に菊池のデッキは好みです笑。何故勝ち上がれたのかが分からない。
最後の方はもうデュエマ関係なくなってましたね笑。すみません。筆者はこういう記事を書きたかったんです許して。
話を変えます。次の記事は、ガチでデュエマに関係ないことを書きます笑。よろしかったら是非見に来てください。
これらの内容は全てフィクションです。
何も面白くないしこれ載せるガチまとめ大丈夫???終わってない????
すごく面白いしこれ載せるガチまとめセンスある!!!
まあまあ面白いかな
面白かったわ
悪ふざけにしても限度ってもんがあるでしょ。こういう悪ノリが多いからTCGってマイナスなイメージ強いんだよ。何考えてるんだ?
神経毒は普通に犯罪で草
いかんでしょ
面白いって言ってる奴自演だろ
さすがにどうかと思うわ