中高年になったロスジェネ
<ロストジェネレーション>
バブル崩壊後の景気悪化で企業の新卒採用が減らされた1993年から2004年ごろに社会に出た世代。朝日新聞が07年1月に載せた連載「ロストジェネレーション」で名づけられ、氷河期世代とも呼ばれる。高卒、大卒などにより年齢に幅があるが、ほぼ現在の33歳から48歳にあたる。団塊ジュニア(第2次ベビーブーマー)を含み、人口規模は約2千万人。雇用労働者のうち非正規で働く人は3割近くに上るとみられる。
2008年12月31日に生まれた年越し派遣村=東京・日比谷公園
出典: 朝日新聞
人手不足は朗報ではない
2019年3月1日の会社説明会には大勢の学生が集まり会場は混雑した=福岡市中央区のヤフオクドーム、長沢幹城撮影
出典: 朝日新聞
月30万円の仕事を警戒する理由
ハローワークかごしまの階段の壁に貼られた、最低賃金を知らせるポスターが貼られていた=2019年4月3日、鹿児島市下荒田1丁目、加藤美帆撮影
出典: 朝日新聞
保守化する「若者ワナビー」
参院選投票日前日、安倍晋三首相が自民党候補の応援演説をした秋葉原駅前には多くの人が集まった=2019年7月20日、東京都千代田区、朝日新聞社ヘリから、迫和義撮影
出典: 朝日新聞
結婚という馬鹿げた選択肢
長野市にある県婚活支援センター=2016年10月13日
出典: 朝日新聞
誰ともつながれない前提
44歳以下が対象の「広島わかものハローワーク」=2017年11月9日、広島市中区
出典: 朝日新聞
お金を渡せばいい
「お金というのは、つながりを持たない個人が他人と平等に権利を行使できる数少ない手段」 ※画像はイメージです
つながり失うことを恐れない
◇
赤木智弘(あかぎ・ともひろ)フリーライター。1975年栃木県生まれ。2007年に『論座』(朝日新聞社)に「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」を執筆。話題を呼ぶ。以後、貧困問題を中心に、社会に蔓延する既得権益層に都合のいい考え方を批判している。最近ではテレビゲームの話題なども執筆中。著書に『若者を見殺しにする国 私を戦争に向かわせるものは何か』(朝日新聞出版)、共著として『下流中年 一億総貧困化の行方』(SB新書)など。
- 前へ
- 次へ