負のスパイラルから抜け出せない。前田は3点リードの3回、「絶対に抑えないといけない」相手先発右腕パダックに中前タイムリーを許した。さらに、ホスマーに真ん中の86マイル(約138キロ)チェンジアップを右翼席へ運ばれる逆転の満塁弾を浴び、撃沈。12試合連続で白星なしとなり、先発4試合連続で5回もたなかった。雨天中断を除けば、今季最短の2イニング2/3を5失点で降板し、「無駄なランナーを出さないことができていない。自分で自分を苦しめている」と反省した。
大リーグ公式サイトは「前田が先発登板を重ねれば重ねるほど、10月はリリーフだろうと思えてくる」と、ポストシーズンは3年連続の救援起用を予想したが、ロバーツ監督は「先発ローテは大丈夫」と、当面はリリーフへの配置転換はないとの方針を示した。