【大リーグ】張本さんのご指摘通り! 仕事きっちりダル4勝2019年8月6日 紙面から
◇カブス7-2ブルワーズ米大リーグは4日、各地で行われ、カブスのダルビッシュ有投手(32)は地元シカゴでブルワーズ戦に先発。8奪三振など5イニング5安打1失点で4勝目(5敗)を挙げた。ドジャースの前田健太投手(31)はパドレス戦に先発。2イニング2/3を5安打5失点と崩れたが、勝敗はつかなかった。エンゼルスの大谷翔平選手(25)はインディアンス戦に「3番・指名打者」でフル出場し、4打数無安打。ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手(35)はナショナルズ戦で5-4の7回に登板し、1イニングを2安打1失点。直後に味方打線が勝ち越し、平野に4勝目(5敗1セーブ)が転がり込んだ。 「ご意見番」に指摘された通り、きっちり仕事をこなした。ダルビッシュはナ・リーグ中地区首位を争うブルワーズ打線を相手に、無四球の8奪三振で1失点。マドン監督によれば、チーム内で流行している感染症の症状を訴えて5イニングで降板。4勝目を手にしたが、試合後の会見もキャンセルした。 大リーグ公式サイトによると、指揮官はこれ以上ない賛辞を与えた。「いまはリーグで最高の投球をしている。みんながいろんな投手の話をするが、試合ごとの肉体的な状態を考えれば、あいつより好投している投手はいない」。中継局WGNによれば、今季は6月まで9イニング相当の与四球率4・88と、メジャーワーストだった。それが、7月以降の6試合で同0・50。規定投球回数に達した投手ではメジャートップと、劇的に制球が改善されている。 大船渡高の佐々木朗希投手が岩手県予選の決勝で登板回避した問題で、ダルビッシュから「ご意見番」のコーナー不要論を突き付けられた張本勲さんは文春オンラインで「あの子はツイッターでべらべらしゃべりすぎるな、ありゃ。男だったら、あまりべらべらくだらんチンピラみたいなことしゃべらないで、ツイッターに書き込まないほうがいい。そんなことよりも自分のプレーをしっかりがんばって、いい成績残して(後略)」とかみついたが、その注文にたがうことなく、きちんと成績を残してみせた。
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