6日開幕の全国高校野球選手権(甲子園)に「高校BIG4」の中で唯一出場する星稜(石川)の右腕・奥川恭伸投手(3年)が5日、甲子園球場で行われた開会式のリハーサルに参加。その後、兵庫県尼崎市のベイコム野球場で、7日の旭川大高(北北海道)との初戦に向けた練習を行った。
午前9時に始まった開会式のリハーサルに参加した奥川は、終了後の帰りのバスを待つ間にU18日本代表候補1次合宿で一緒だった智弁和歌山の東妻純平捕手(3年)ら仲の良い全国の仲間と談笑。雑談に興じながら、リラックスした表情を終始見せ続けた。
その後、ベイコム野球場に移動して午後2時から行った練習では酷暑の中で入念に遠投を行った後、2日連続となるブルペンでの投球練習を約30分間実施。4日に引き続き、初戦の旭川大高戦に向けた投球フォームの修正に力を注いだ。
約1時間半の練習を終えた奥川は「フォームのバランスは昨日(4日)より良くなったかなと思います」と自己分析。旭川大高との初戦に向けて、「『今日より明日、明日より明後日』と思ってしっかり調整していきたい」と静かな闘志を燃やしていた。