４番の兄弟が甲子園対決熱望　津田学園の兄・前川夏輝と智弁学園の弟・右京

　春夏連続出場する津田学園（三重）の４番・前川夏輝内野手（３年）は、兄弟対決を熱望した。弟の右京外野手は、智弁学園（奈良）の１年生４番。ともに勝ち上がれば、準々決勝以降に兄弟対決が実現する可能性がある。

　三重県津市出身。中学までは毎日夜まで一緒に練習し、今も毎日のように連絡を取り合う仲良し兄弟だ。地元の津田学園に進学した兄に対し、弟は「同じ高校だと甘えてしまう」とあえて別の高校に進学。最初で最後となる兄弟そろっての甲子園出場が現実となった。

　２人は５日のリハーサル後にがっちりと握手。夏輝が「どっちが先に（大事な場面で）１本打つか、勝負したい。対戦したい」と話せば、右京も「尊敬しているけど、負けたくない」と対抗した。