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【高校野球】

星稜・奥川「焦っていない」 7日初戦へフォーム微調整

2019年8月5日 紙面から

旭川大高との初戦に向けた練習でキャッチボールする星稜の奥川恭伸投手=奈良県生駒市内で(川越亮太撮影)

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 第101回全国高校野球選手権大会(6日開幕・甲子園)に出場する星稜(石川)は4日、奈良県生駒市の近大グラウンドで練習した。3日の組み合わせ抽選会で旭川大高(北北海道)との対戦が決まり、今秋ドラフト1位候補の奥川恭伸投手(3年)は、本格的なブルペン投球を再開した。

 着々と全国制覇に向けた準備が進む。7日に旭川大高(北北海道)と対戦することが決まった奥川はこの日、奈良県生駒市の近大グラウンドで練習。金沢から大阪に移動して初めてとなるブルペンに入り、立ち投げを中心に投球フォームを入念に確認していった。

 「今日は球数を投げるということよりもバランスを中心に考えて投げました。まだまだ0からという感じですが、今日を含めた初戦までの3日間でしっかり練習していきたいと思います」。練習を終えた右腕は淡々とした表情で久々の本格的な投球練習を振り返った。

 石川大会は準々決勝の遊学館戦から厳しい戦いが続き、投球フォームに微妙な乱れが生じていたという。しかし、これまでの経験から、奥川は強豪がそろう甲子園の戦いは高い球の精度がないと勝ち抜いていけないことが分かっている。「特に焦ってはいない」と語る右腕は初戦までの短い期間で、できる限りの修正をかけていく。

 そんな奥川に心強い先輩が激励に訪れた。昨年の主将で、現在は近大でプレーしている竹谷理央外野手だ。練習の合間に雑談に興じた右腕は「久しぶりに顔を見て話すことができて、リラックスすることができました」と感謝しきり。「僕らができなかった全国制覇を実現してほしい」とエールを送った先輩の思いも背負って、奥川は初戦に臨む。 (川越亮太)

 

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