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【ドラニュース】

平田、13戦ぶり不振脱出弾! 6日からの巨人3連戦へ弾み

2019年8月5日 紙面から

1回表1死三塁、アルモンテの先制打で生還し、ナインに迎えられる三走平田(中嶋大撮影)

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 空砲じゃない、首位たたきの号砲だ。中日は4日のヤクルト戦(神宮)、先発笠原の乱調が響いてカード3連勝を逃した。それでも平田良介外野手(31)が久々に一発。6日からの巨人3連戦(ナゴヤドーム)に向け、いい兆しを得た。1番打者の復調バットで宿敵を首位から引きずり下ろし、反攻のきっかけにしたい。

 手応えは申し分なかった。打った瞬間から、ヤクルト左翼手のバレンティンは一歩も動かない。打球は左翼席へと一直線で消えた。「自然体で打てました」。6点ビハインドだった6回。平田のバットからようやく快音が奏でられた。

 先頭で打席を迎えると、カウント1-1からの3球目だった。高橋の144キロ直球をとらえた。7月20日のDeNA戦(横浜)でプロ通算100号を放って以来となる8号ソロ。初回には中堅左を襲う二塁打を放っていた。実に4試合、19打席ぶりのヒットとその後の本塁打で「打撃の調子自体、(不振から)脱出できたのかなと思います」と確信できた。

 「何がダメなのか分かっていても、頭と体でズレがある。ここ数年で一番悪いくらい。状態は最悪です」。そう漏らしていた平田。実際、打撃が崩れた7月23日の広島戦(マツダ)から3日のヤクルト戦まで46打数の5安打、打率は1割9厘。3割1分4厘あった打率も2割7分9厘まで急降下していた。

 底無し沼にはまっていく状態に「さすがに言わないといけない」と波留打撃コーチがこの日の練習中に動いた。「下(半身)が使えていない。上体ばかりで何とかしようとしている。上ばかり意識せず、もうちょっと下のバランスを考えないと」と助言した。そして試合直前、平田には見えたものがあったという。

 

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