ショウジョウバエもちゃんと学習の能力をもっています。例えば、あるにおいに集ってくると電気ショックを受けるという訓練を繰り返すと、そのにおいを避けるようになり、逆に、砂糖水のようなごほうびをあげると、それに集るようになります。シ ョウジョウバエの突然変異の中には、このような学習ができないものが何種類も知られています。いわば、頭の悪いショウジョウバエです。このような突然変異が、なぜ、学習ができなくなってしまったかを調べることによって、学習や記憶のメカニズムがつぎつぎに解き明かされつつあります。頭が悪くても、立派に役に立っているのです。
ショウジョウバエの eyeless（無眼）という遺伝子は、体のどこに目を作るかを決 めるという重要な働きをしている遺伝子と考えられています。この遺伝子は、本来、 頭で働いているのですが、これを人工的に変えることによって、本来の場所以外で働 かせるようにすると、そこ目ができることがわかりました。何と、足の先や羽にまで 目が作られたのです。これとそっくりの遺伝子は人間も持っていますから、そのうち に、背中にも目が付けられるようになるかも知れません。
（写真はこちら 心臓の弱い方は見ないで下さい ）
ショウジョウバエのように小さな虫でも、体の中に時計をもっており、１日のさまざまな活動はその時計にしたがっています。ショウジョウバエでは、この体内時計が 狂ってしまった突然変異があります。このような突然変異をもつハエには、時計が遅 れるため１日の長さが２７時間になってしまうものや、逆に進みすぎて１９時間になってしまったもの、完全にこわれてしまって、１日の生活リズムがめちゃめちゃになるものなどがみられます。時差ボケのショウジョウバエというわけです。
ショウジョウバエの雌雄は、細胞ごとに決まっています。つまり、Ｘ染色体を２本もつ細胞は雌、１本しかないとその細胞は雄になります。このため、発生の途中で、 一つの細胞からＸ染色体が消失すると、その細胞に由来する組織は雄になり、残りは 雌になることになります。このようなハエのことを雌雄モザイクといいます。ショウ ジョウバエでは、体の半分が雄、半分が雌になるような雌雄モザイクを簡単に作ることができ、さまざまな研究に利用されています。（ 写真はこちら）
ショウジョウバエの突然変異の中には、雄が、雌に対して関心を示さず、もっぱら 雄を追いかけ回すという変ったものがあります。面白いことに、正常な雄も、このような突然変異をもつ雄に関心を示し、盛んに求愛します。つまり、ホモのショウジョウバエというわけです。このような突然変異が存在することは、雄が雄らしくふるまうのに必要な遺伝子が存在することを意味しています。
ショウジョウバエの突然変異の中には、急に光を暗くすると、ぴょんと飛び上がって、そのままひっくり返ってしまうという変り者がいます。止っているハエは何かの影を感じると、危険を察知して飛んで逃げようとします。飛ぶ場合には、まず、羽を動かしてから足で地面をけって離陸します。ところが、この突然変異は、羽を動かす前に、飛び上がってしまうというあわてものであることがわかりました。
ハエの仲間は双翅目といって、名前のとおり２枚の羽をもちます。ショウジョウバエの突然変異の中には、まるでトンボのように、羽が４枚もできるものが知られています。羽は、胸の部分にできるのですが、このハエの場合、お腹の前の方が胸に変ってしまうために、胸が２つもできて、余計な羽ができてしまうのです。（ 写真はこちら ）
頭に足がある突然変異がいくつか知られています。触角という部分が、足に変化してしまうものや、中には、口の部分に足ができてしまうものもあります。逆立ちをして歩くには便利かも知れませんが、口が足になってしまっては、ご飯が食べられませんよね。（ 写真はこちら ）
Ｘ染色体を２本もつショウジョウバエは、普通、雌になります。ところが、このようなハエを雄に変えてしまうという突然変異がいくつかあります。これは、性の決定をつかさどっている性決定遺伝子という遺伝子のひとつががこわれてしまったことが原因です。このような突然変異は、雌雄の違いができあがる仕組みを研究するのに役 立ちます。
ショウジョウバエには「孫無し」とよばれる、いくつかの突然変異が知られています。この突然変異をもつ雌は、正常に子供を作ることができるのですが、生まれた子供は雌も雄も不妊になってしまいます。ですから、この雌は長生きしても孫の顔を見ることができないのです。
ether-a-go-go という名前の突然変異は、エーテルで麻酔すると、手（？）足を振 り続けます。まるで、ゴー・ゴーダンスを踊っているようにみえるので、こんな名前が付けられました。神経のカリウムチャンネルという部分に異常が生じたために、神 経が勝手に興奮してしまうことが原因です。
お酒には目のないショウジョウバエですが、アルコールの匂いをかがせると、やはり酔っ払うらしいことが、最近、わかりました。千鳥足になったハエがものにしっかりつかまっていられなくなることを利用して、酩酊の度合いを測る装置が考案され、これを利用してアルコールに弱い突然変異が何種類も見つかっています。
ショウジョウバエには肥満症はみられません。腹八分目をちゃんと知っていて、食べすぎないようにしているにちがいありません。この仕組みがこわれると大変です。最近発見された pumpless (ppl) という突然変異の幼虫は、最初のうちは普通にエサを食べるのですが、途中から止めてしまい、ついには餓死してしまいます。食べていないのに満腹だと勘違いしてしまうようです。ショウジョウバエの拒食症ですね。
キイロショウジョウバエの親バエの体長は２～３mmですが、ショウジョウバエの中には、２cmにも達する巨大な種類も知られています。動物の体の大きさは種によって決まっていますが、それがどのような仕組みによるかはわかっていませんでした。1999年、体の大きさがふつうの半分くらいになってしまうミニバエの突然変異が３種類も発見されました。これらのハエでは、細胞の数は正常なのに、個々の細胞が小さくなっているのです。これらの遺伝子は、体の大きさを決める仕組みに関係すると考えられています。もっと研究が進めば、スズメくらいの巨大なハエが作れるかも知れませんね。えっ、そんなもの見たくないって？ ごもっとも。
突然変異の中には、まるでナメクジのように、塩が苦手という変わったものがみられます。inebriated (ine)という名前の突然変異を持つハエは、食塩を含む餌で飼育すると死んでしまいます。この遺伝子が作るタンパク質は、細胞の浸透圧を調節するのに重要な働きをしており、この遺伝子がこわれた突然変異は、高い浸透圧の環境には耐えられないのです。
| aoppokkuri | 早死にするものが多いことから |
| bonsai | 幼虫の発育が遅い |
| ttkbose | 剛毛の欠損（ボーズと読む） |
| CycAhari | 剛毛が針のように細くなる |
| ebi | 胚の形が海老に似ていることから |
| enoki | 脳のキノコ体がひょろ長い |
| fushi tarazu | 体節の数が少なくなる発生異常 |
| frusatori | 雌に関心がない（悟りを開いた？） |
| geko | エタノールに対する誘引性が低い（下戸） |
| hiiragi | 羽の縁が欠ける（ヒイラギの葉のように） |
| hikaru genki | 光にあたると元気になる |
| TyrRhonoka | 嗅覚の異常 |
| kekkon1 | leucin-rich repeatとimmunoglobulinの２家族(super family) が合体した遺伝子構造から |
| kekkon2 | |
| kenokina | 交尾中断; 触角の毛の一部が白い |
| mago nashi | 孫ができない |
| mogura | 紫外線感受性 |
| musashi | １本の毛が２本になる（二刀流から） |
| nejire | 発生異常 |
| oroshigane | 複眼の形態異常、発生異常 |
| timritsu | 体内時計の異常（律から） |
| shibire | 高温下で麻痺して動けなくなる |
| taiman | 特定の細胞(border cell)の移動が遅い（怠慢から） |
| tibi | 生存力低下、翅の形態異常 |
| Toki | 体内時計の異常 |
| Tsunagi | Mago Nashiタンパクと結合することから |
- 巨大な染色体ー唾腺染色体：
ショウジョウバエの幼虫の唾液腺という器官の細胞の中には、唾腺染色体と呼ば れる巨大な染色体が存在します。この染色体は、実は、染色体が２０００本も束になったもので、大変太く、長さも普通の染色体の１５０倍もあるため、肉眼でも見 えるほどです。また、唾腺染色体には、バーコードに良くにたしま模様がみられ、 これを手がかりにして染色体の異常を調べたり、遺伝子のある場所を決めたりする のに大変便利です。
- でっかいショウジョウバエ：
ショウジョウバエは、体長２～３ｍｍの小型のものが大部分ですが、ハワイ諸島 に住むショウジョウバエには大型のものが多く、最大の種では、体長が２０mmに も達するものがあります。こうなると、スズメバチも顔負けです。ハワイは、天敵 がほとんどおらず、季候もよいため、のほほんとして暮しているうちに巨大になったのでしょう。さしずめ、ショウジョウバエ界の小錦といったところ。
- ショウジョウバエのなが～～い精子：
ショウジョウバエは動物の中でもとりわけ長い精子を作ります。キイロショウジョウバエの精子の長さは、２mm近くあり、体長とほぼ同じです。これまでに知られている最長のものは、 D. bifurca というショウジョウバエの精子で、何と６cmもあります。これは、体長の２０倍にもなります。これほど長い精子は、他の生物では知られていません。なぜ、こんなに長い精子を作るかは謎です。
- ハエのくせに飛べないショウジョウバエ：
南大西洋の小島に住むショウジョウバエの中には、羽が退化してしまって飛べなくなってしまった種が何種かみられます。これらの島には、森がほとんど無く、年中、 強い風が吹いているために、へたに羽があると風で海に吹き飛ばされてしまう危険 性があります。このような環境に適応して、まるでアリのようなショウジョウバエ が進化したのでしょう。
- げてもの食いのショウジョウバエ：
ショウジョウバエ多くは、果物などのいい香りを好んで集ってきますが、中には変り者もいます。セーシェル諸島に住んでいるセーシェルショウジョウバエは、ヤエヤマアオキという植物の果実だけを繁殖場所にしています。この果実は何種類かの脂肪酸を含み、熟したぎんなんににた悪臭を放つ上、普通のショウジョウバエはこれに触れるだけで死んでしまうほど有毒なので、けっして近寄りません。しかし、セーシェルショウジョウバエだけは、この毒にも平気で、しかも、その悪臭が大好きという変り者です。
- グルメなショウジョウバエ：
ショウジョウバエの多くは、果物やキノコを食べ物にしています。ところが、カリブ海の島に住むショウジョウバエの中には、カニが大好きなのがいます。といっても、カニを食べるわけではなく、親のハエがカニのえらの中に卵を産んで、そこに生えている微生物を幼虫が食べて育つのです。
- ショウジョウバエのラブソング：
ショウジョウバエの雄は、雌に求愛する際には、羽をふるわして特別な音を出します。これを求愛歌といい、その旋律は種ごとにちがっています。雌は、雄の歌が気にいれば、雄を受入れますが、歌がへたくそだったり、自分と違う種の歌だとそっぽを向いてしまいます。
- ショウジョウバエの浮気防止薬：
ショウジョウバエの雌は、一度交尾すると、他の雄がいいよっても見向きもしなくなります。別に、ショウジョウバエの雌がとりわけ貞懆堅固というわけではありません。雄が、雌の不倫を抑える効果をもつ物質を作り、交尾の際に精子と一緒に雌の体内に注入するのです。この物質が雌の体内に入ると、どういうわけか雌は雄嫌いに変化してしまうというわけです。
- 人が恋しいショウジョウバエ：
ショウジョウバエの中には、もっぱら人間の家の中を住み家にしているものが何種かいます。このような種を人家性ショウジョウバエといい、研究材料として広く使わ れているキイロショウジョウバエもそのような種の一つです。このハエを野外に放すと、家の中に戻ってきてしまうところをみると、よほど人家が気にいっているようで す。キイロショウジョウバエに近縁なオナジショウジョウバエも人家性ショウジョウ バエの一種ですが、この種の場合は、庭先どまりで、家の中にはけっして入ってきま せん。
- 世の中の動きに敏感なショウジョウバエ：
ショウジョウバエが飛行する際には、周囲の景色が動いているかどうかをいつも気にしています。もし、回りの景色が動かないと飛ぶのをやめてしまいます。向かい風 が強い場合のように、羽を動かしていても前に進めない時は、飛ぶのは危険だからで しょう。逆に、ハエを空中に固定しておいて、回りの景色を動かすと、あわてて羽を動かします。つまり、世の中の動きにとても敏感というわけです。
- ショウジョウバエの女系家族：
野外のショウジョウバエの雌の中には、雌の子供しか産まないものがみられます。 このような雌を調べてみると、体の中にある種の微生物が感染していることがわかります。このようなハエに抗生物質を与えて微生物を殺してしまうと、ちゃんと雄が生 まれるようになることから、この微生物が雄を殺しているためであることがわかりま す。この微生物は、卵を通じてしか子供に伝わらないことから、自分に都合の悪い雄 を殺してしまうのだと考えられています。
- ショウジョウバエはきき酒の名手：
キイロショウジョウバエは日本酒やワインによく集ってきます。しかし、安い合成のお酒には見向きもせず、ワインでも上等なものほど好むそうです。お酒の品質鑑定にショウジョウバエが使えないものかと、大蔵省の醸造研究所で真剣に研究されてい ました。
- ビールが好きなショウジョウバエ：
クロショウジョウバエという黒くて大型のショウジョウバエは、ビールが大好物です。そのため、どこのビール工場でもこのハエの襲来には手を焼いています。もちろん、これは内諸の話になっています。自然界にはビールなんてないはずなのに、彼らはどこでビールの味を覚えたのか不思議です。ひょっとして、どこかに天然ビールがあるかも。
- ショウジョウバエは赤信号で止れない：
ショウジョウバエは他の昆虫と同じように、赤の色は見えません。ですから、ショウジョウバエの世界では、赤信号は役に立たないというわけです。そのかわり、人間には見えない紫外線を色として感じることができます。どんな色かって？ それは、ショウジョウバエに聞いてみないとわかりません。
- 目に目がないショウジョウバエ：
山などを歩いていて、目の回りをくるくる飛び回る小さな虫につきまとわれた経験がありませんか？ この虫の多くは、実はメマトイショウジョウバエというショウジョウバエの仲間なのです。どういうわけか、このハエは、人間の目が大好きなのです。面白いことに、目のまわりに集まるのは雄だけです。どうやら、目を雌だと勘違いするようです。
- 花を愛するショウジョウバエ：
ショウジョウバエの中には、花を繁殖場所にしているものが少なくありません。アサガオやハイビスカスなど、なじみの深い花を利用するものもありますが、中には、サトイモの仲間のように、めったに咲かない花しか利用しないと偏屈なのもみられます。
- ショウジョウバエの麻薬中毒：
ショウジョウバエに麻薬のコカインを与えると、ぐるぐると円をえがいて動き回ったり、はねや手足をすりあわせたりする行動が盛んになったりします。一度、麻薬を経験したハエは、２回目以降は前よりも少ない量で反応するようになります。このような感受性の変化は、ヒトの麻薬中毒と共通した仕組みによるものと考えられています。
- なが～～い名前のショウジョウバエ：
オキナワクロキノコショウジョウバエ・ワッセルマンキノコショウジョウバエ・ア シマダラカブトショウジョウバエ・ウスイロノコギリショウジョウバエ・オガサワラトゲオショウジョウバエ・クロヒゲオトヒメショウジョウバエ・ヒロオビノコギリショウジョウバエ・ミナミコフキヒメショウジョウバエ
- 優雅な名前のショウジョウバエ：
エンゼルショウジョウバエ・オトヒメショウジョウバエ・オドリコショウジョウバ エ・カンザシヒメショウジョウバエ・ギンガコガネショウジョウバエ・ナガレボシショウジョウバエ・ハゴロモショウジョウバエ・ヒトリシズカショウジョウバエ
- 変な名前のショウジョウバエ：
カッパメマトイ・ケシツブショウジョウバエ・ダルマショウジョウバエ・ダンダラショウジョウバエ・ナナメショウジョウバエ・ヒメトゲメマトイ・ボニンフトヒメショウジョウバエ・ヤリバネショウジョウバエ
- 日本の地名に由来する学名
Amiota (Amiota) okinawana Okada
Chymomyza japonica Okada
Collessia kirishimana (Okada)
Drosophila (Drosophila) ezoana Takada and Okada
Drosophila (Sophophora) eniwae Takada, Beppu and Toda （北海道・恵庭山）
Drosophila (Sophophora) tsukubaensis Takamori and Okada
Drosophila (Sophophora) yuwanensis Kim and Okada （奄美大島・湯湾）
Hirtodrosophila asozana (Okada)
Hirtodrosophila omogoensis (Okada) (愛媛県上浮穴郡面河（おもご）村)
Hirtodrosophila yakushimana (Okada)
Leucophenga (Leucophenga) japonica Sidorenko
Mycodrosophila japonica Okada
Mycodrosophila shikokuana Okada
Mycodrosophila (Mycodrosophila) takachihonis Okada
Nesiodrosophila ogasawarensis Toda
Scaptodrosophila kyushuensis (Tsacas and Chassagnard)
Stegana (Steganina) izu Sidorenko
Stegana (Steganina) toyaensis Okada and Sidorenko （北海道・洞爺湖）
- 日本語に由来する学名
Chymomyza demae Watabe and Liang （出前ではなく出目の意味）
Drosophila (Drosophila) daruma Okada
Drosophila (Drosophila) karakasa Watabe and Liang
Hirtodrosophila latinokogiri (Okada)
Hirtodrosophila nokogiri (Okada)
Hirtodrosophila nudinokogiri (Okada)
Hirtodrosophila paralatinokogiri (Okada, 1991)
Hirtodrosophila pseudonokogiri (Kang, Lee and Bahng)
Hirtodrosophila seminokogiri (Okada)
Hirtodrosophila tenuinokogiri (Okada)
Microdrosophila (Oxystyloptera) urashimae Okada
Scaptodrosophila bushi (Bock and Parsons （武士？）
Scaptomyza (Mesoscaptomyza) samurai Wheeler and Takada
- 日本人の名前に由来する学名
（この項は、 故岡田豊日・戸田正憲両博士にご協力いただきました。なお、所属は記載時の名称です。）Amiota (Amiota) nagatai Okada 元宮崎大・永田良胤 Amiota (Amiota) todai Sidorenko 北大・戸田正憲 Amiota (Phortica) okadai Maca 元都立大・岡田豊日 Amiota (Phortica) watanabei Maca & Lin 元京都工繊大・渡辺隆夫 Collessia hiharai (Okada) 愛媛大・日原冬生 Colocasiomyia toshiokai Okada 元両生爬虫類研・利岡静一 Drosophila (Drosophila) beppui Toda and Peng 信州大・別府 桂 Drosophila (Drosophila) ichinosei Zhang and Toda 農水省・一ノ瀬克也 Drosophila (Drosophila) kanekoi Watabe and Higuchi 元北大・金子明石 Drosophila (Drosophila) kitagawai Toda 元都立大・北川 修 Drosophila (Drosophila) makinoi Okada 元北大・牧野佐二郎 Drosophila (Drosophila) moriwakii Okada and
Kurokawa元都立大・森脇大五郎 Drosophila (Drosophila) nakanoi Zhang and Toda 広島修道大・中野 進 Drosophila (Drosophila) neokadai Kaneko and Takada 元都立大・岡田豊日 Drosophila (Drosophila) neomakinoi Gupta and Singh 元北大・牧野佐二郎 Drosophila (Drosophila) okadai Takada 元都立大・岡田豊日 Drosophila (Drosophila) takadai Lee 元札幌大・高田春夫 Drosophila (Psilodorha) toyohii Lin and Tseng 元都立大・岡田豊日 Drosophila (Sophophora) asahinai Okada 元予研・朝比奈正二郎 Drosophila (Sophophora) fuyamai Toda 元都立大・布山喜章 Drosophila (Sophophora) imaii Moriwaki and Okada 元府立高校・今井喜孝 Drosophila (Sophophora) kikkawai Burla 元阪大・吉川秀男 Drosophila (Sophophora) ogumai Zannat and Toda 筑波大・小熊 譲 Drosophila (Sophophora) ohnishii Zannat and Toda 元遺伝研・大西正道 Drosophila (Sophophora) oshimai Choo and Nakamura 元遺伝研・大島長造 Drosophila (Sophophora) pseudotakahashii Mather 元台湾総督府中央研究所・高橋良一 Drosophila (Sophophora) suzukii (Matsumura) 鈴木元次郎（京都） Drosophila (Sophophora) takahashii Sturtevant 元台湾総督府中央研究所・高橋良一 Drosophila (Sophophora) watanabei Gupta and Gupta 元京都工繊大・渡辺隆夫 Hirtodrosophila ikedai (Toda) 元愛媛大・池田洋司 Hirtodrosophila okadomei (Okada) 名城大・岡留恒丸 Laccodrosophila takadai Wheeler 元札幌大・高田春夫 Leucophenga (Leucophenga) kurahashii Okada 元予研・倉橋 弘 Leucophenga (Leucophenga) saigusai Okada 九大・三枝豊平 Leucophenga (Leucophenga) todai Sidorenko 北大・戸田正憲 Liodrosophila kimurai Chen and Toda 北大・木村正人 Liodrosophila okadai Dwivedi and Gupta 元都立大・岡田豊日 Lordiphosa kurokawai (Okada) 元筑波大・黒川治男 Lordiphosa mommai (Takada and Okada) 元北大・門馬栄治 Lordiphosa neokurokawai (Singh and Gupta) 元筑波大・黒川治男 Lordiphosa toyohiokadai (Sidorenko) 元都立大・岡田豊日 Microdrosophila (Oxystyloptera) matsudairai Okada 立教大・松平頼暁 Microdrosophila (Oxystyloptera) takadai Bock 元札幌大・高田春夫 Mycodrosophila kitagawai Wynn and Toda 元都立大・北川 修 Mycodrosophila ohbai Wynn and Toda 元都立大・大羽 滋 Mycodrosophila (Promycodrosophila) esakii
Wheeler and Takada元九大・江崎悌三 Nesiodrosophila okadai Nishiharu 元都立大・岡田豊日 Nesiodrosophila sakagamii Toda 元北大・坂上昭一 Paraleucophenga shimai Okada 九大・嶌 洪 Paramycodrosophila nakamurai Okada 元静岡高校・中村浩三 Paramycodrosophila okadai Wynn and Toda 元都立大・岡田豊日 Paramycodrosophila takadai Wynn and Toda 元札幌大・高田春夫 Scaptomyza (Hemiscaptomyza) okadai Hackman 元都立大・岡田豊日 Stegana (Steganina) ikedai Okada and Sidorenko 元愛媛大・池田洋司 Stegana (Steganina) kanmiyai Okada and Sidorenko 久留米大・上宮健吉 Stegana (Steganina) masanoritodai Okada and
Sidorenko北大・戸田正憲 Stegana (Steganina) shirozui Okada 元九大・白水 隆 Styloptera nishiharui Okada 元都立大・西治 敏
- 短い種名十傑
Amiota (Phortica) pi Toda and Peng
Amiota (Amiota) eos Sidorenko
Amiota (Phortica) chi Toda and Sidorenko
Amiota (Phortica) psi Zhang and Gan
Amiota (Phortica) tau Toda and Peng
Drosophila (Drosophila) bai Watabe and Liang
Drosophila (Drosophila) hei Watabe and Peng
Drosophila (Drosophila) sui Lin and Tseng
Drosophila (Sophophora) pyo Toda
Idiomyia iki (Bryan)
- 長い種名十傑
Drosophila (Sophophora) pseudoargentostriata Wheeler
Leucophenga (Neoleucophenga) quinquemaculipennis Okada
Microdrosophila (Microdrosophila) pseudopleurolineata Okada
Drosophila (Drosophila) pseudotalamancana Pereira and Vilela
Drosophila (Drosophila) pseudotetrachaeta Angus
Drosophila (Sophophora) pseudobocainensis Wheeler and Magalhaes
Drosophila (Sophophora) pseudodenticulata Takada and Momma
Drosophila (Sophophora) septentriosaltans Magalhaes and Buck
Leucophenga (Leucophenga) stenomaculipennis Okada
Scaptodrosophila latifasciaeformis (Duda)
- 日本人には変な響きの種名
Amiota (Amiota) bandai Chassagnard and Tsacas
Amiota (Amiota) buccata Wheeler
Chymomyza atrimana Okada
Chymomyza lahu Burla
Chymomyza mafu Burla
Cladochaeta sororia (Williston)
Collessia nigripennis Okada
Diathoneura (Diathoneura) montei (Frota-Pessoa)
Drosophila sogo Burla
Drosophila (Drosophila) ararama Pavan and Cunha
Drosophila (Drosophila) arauna Pavan and Nacrur
Drosophila (Drosophila) brncici Hunter and Hunter
Drosophila (Idiomyia) assita (Hardy and Kaneshiro)
Drosophila (Sophophora) abure Burla
Drosophila (Sophophora) akai Burla
Drosophila (Sophophora) matae Tsacas
Hirtodrosophila akabo (Burla)
Hirtodrosophila hannae (Bock and Parsons)
Hirtodrosophila polypori (Malloch)
Liodrosophila nana Wheeler and Takada
Microdrosophila (Oxystyloptera) conica Okada
Mycodrosophila gaku Burla
Microdrosophila (Oxystyloptera) sexsetosa (Duda)
Scaptodrosophila moenae (Wheeler and Takada
Scaptomyza (Bunostoma) hamata Hardy
Scaptomyza (Elmomyza) connata Hardy
Scaptomyza (Elmomyza) domita Hardy
Scaptomyza (Scaptomyza) choi Kang, Lee and Bahng
Stegana (Stegana) zhangi Sidorenko
Zygothrica tambopata Grimaldi
- 変わった学名
Amiota (Amiota) aquilotaurusata Takada, Beppu and Toda
Amiota (Amiota) atomia Maca and Lin
Amiota (Phortica) gombakana Takada and Momma
Amiota (Phortica) pappi Tsacas and Okada
Baeodrosophila pubescens Wheeler and Takada
Drosophila tibudu Burla
Drosophila tjibodas de Meijere
Drosophila (Drosophila) aracataca Vilela and Val
Drosophila (Drosophila) caccabata Hardy
Drosophila (Drosophila) mcclintockae Pipkin
Drosophila (Idiomyia) z-notata (Bryan)
Drosophila (Sophophora) nyinyii Toda
Gitona gossypii Seguy
Phorticella (Phorticella) htunmaungi Wynn, Toda and Peng
Scaptodrosophila chocolata (Bock)
Scaptodrosophila enigma (Malloch)
Mycodrosophila kabakolo Burla
Scaptodrosophila mbettie (Burla)
Scaptomyza (Rosenwaldia) aloha Hackman
Scaptomyza (Tantalia) gilvivirilia Hardy
Stegana (Oxyphortica) pyinoolwinensis Sidorenko
Zaprionus (Zaprionus) vrydaghi Collart
ZZ difficilis Wiedemann
最後までおつきあいくださりありがとうございました。
あなたは、もうショウジョウバエの雑学博士です。
