ハルカ(ポケモン)

登録日:2011/04/08(金) 15:30:10
更新日:2019/06/22 Sat 16:01:41
所要時間:約 12分で読めます





『ポケットモンスター』シリーズの登場人物。
ルビー・サファイア・エメラルド(RSE)』『オメガルビー・アルファサファイア(ORAS)』の主人公。




ゲーム

○主人公としてのハルカ
主人公に女の子を選ぶと、彼女の姿となる。
名前は自由に決めることができる。

容姿は、ハの字型に分かれた不思議な二又ヘアーで茶髪なのは共通。
瞳の色と服装はバージョンによっていくつかパターンがある。
RS:瞳は青みがかっている。服装は赤いトップスに赤いバンダナ、黒いスパッツ。
E:瞳は薄黄がかっている。服装はオレンジのノースリーブに緑のバンダナ、黒いスパッツ。
ORAS:瞳はグレー。服装は赤いキャミソールに赤いバンダナ、白いショートパンツ、黒いスパッツ。ただしバンダナはうさぎのようなリボン巻きになっている。
また、ORASではコンテストでドレスアップした姿を拝める。

年齢はRSEだと特に決まっていないが、ORASだと12歳らしい(ニュース速報で流れる)。
身長はRSEだと145cm。ORASだと152cm。

冒頭、ホウエン地方のミシロタウンに引っ越してくるところから物語が始まる。
ちなみに元々住んでいたのはジョウト地方のアサギシティだったようだ。
トウカシティジムリーダーのセンリを父に持つ。主人公の父親の姿が明確になっているのはRSE/ORASだけである。

引っ越し完了直後、野生のポケモンに襲われているオダマキ博士を救うため、博士の鞄からポケモンを一匹選ぶ。
そしてこのポケモンをパートナーにして、先輩トレーナーのユウキの後を追うように旅立つ。
旅の目的は歴代主人公と同じように図鑑完成とポケモンリーグ殿堂入り。
だが旅の途中で幾多の出会いがあり、やがて天災によって滅びに向かう世界を守る戦いへと身を投じていく。



○ライバルとしてのハルカ
主人公に男の子を選ぶと、女の子の方はライバルとして出てくる。名前は「ハルカ」で固定。

ミシロで主人公の家の隣に住む「お隣さん」。
オダマキ博士の娘にあたり、いつも博士のフィールドワークを手伝っている。
主人公に対しては、同じ年頃の子供が引っ越してきたことを喜び、ホウエンでの最初の友だちになってくれる。
またトレーナーとしては少し先輩で、色んなことを教えてくれる他、道中ではライバルとして度々バトルする。橋の下での急襲は多くのプレイヤーのトラウマとなった(特に草が4倍弱点となるヌマクロー)

だがRSE当時は、歴代ライバルと違って固定グラを持たず、主人公のグラを使い回して使っているせいか、ライバルとしての扱いはやや不遇といってよかった。
性格もいい子なので、良く言えばアクが無く、悪く言えばインパクトに欠ける。全体的にライバルというよりは友だち…といった感じ。
ミナモシティでのバトルを最後に出番も終わり、そのバトルでもパートナーの御三家が最終進化していないなど、なんか微妙に不憫だった。

しかし

ORASでその扱いは一気に向上!

まず3D化したためイベントにおける細かい仕草でその魅力が一気に引き立てられるようになった。
こちらが勝利した時の「てへへ」というような動作は必見。
さらにストーリーでの出番も増加。「友だちのようなライバル」というキャラを活かしたセリフや立ち回りが増えた。もう空気ライバルなんて言わせないぞ。以下事例。


グラードンあるいはカイオーガの復活イベントで、ルネシティに駆けつける。
二人きりになれる時を待つなど行動が完全にメインヒロインのそれ。
未曽有の事態に立ち向かう主人公にかける言葉が温かい。

・ミナモでのバトルでは御三家がしっかり最終進化している。

・チャンピオン撃破後に駆けつける→殿堂入りの部屋に入れないくだりの後、追加イベントがある。
RSEだと殿堂入り→ED→終わり。であり、ED映像では一応主人公とハルカが二人で自転車に乗っている様子が映るのだが、そこに明確なストーリーは無かった。
だがORASだと、殿堂入り後に主人公が部屋から出てくる。そして部屋の前で待っていたハルカが「一緒に帰ろう」と言ってくれて、EDで二人で自転車に乗って帰る。
更にその後、思い出の場所で最後のバトルが始まる。
このバトルはXYAZ戦と同じで経験値は入らず、負けてもストーリーが進むエキシビションバトル。
パーティは強化されており、最後に出てくる御三家はメガシンカするようになっている。
ただしレベルは控えめで、四天王+チャンピオンを突破したパーティなら特に問題なく勝利出来るだろう。
バトルを終えた二人は長い旅での出会いと経験に思いを馳せ、夜空に流れる流星群を眺めるところでメインストーリーは終わる。

おまけ
・クリア後に遊べるエピソードデルタでは、開幕からヒガナに襲われキーストーンを奪われる。以降出番は特に無し。
しかしエンディング後、前々から語られていたペアチケットで主人公と共にトクサネ宇宙センターへ。まさかのデートイベントが満喫出来る
どう見ても嫁です。本当にありがとうございました。


と、このように。ラストバトルの感慨深さは特筆に値するものである。
またもともと人懐っこい性格で、主人公を親友と言っているため恋愛感情はないのかもしれないが(まだ12歳だし)、ORASでのイベントを見ていると最早時間の問題と思えなくもない。
双方の親も文句を言いそうにない様子だし…。

主人公を女の子にしてライブドレスの可愛さを味わう紳士が続出する一方で、主人公を男の子にした人はこんなに可愛いハルカとのやり取りが楽しめる…
君はどっちを選ぶ!?
なお、女の子主人公でもユウキを相手に同じやり取りが見られる。ユウキの反応も爽やかで等身大な感じがなかなか良いぞ。




アニメ

ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』(AGシリーズ)のヒロイン。
CV:KAORI.(現・鈴木カオリ)


◆容姿
デザインのモデルはゲームのRSの女の子主人公。髪色は茶髪。
この女の子主人公は元々それなりに人気のあるデザインだったためすんなり採用されたものだと思われる。
DPシリーズで再登場した際はエメラルドのものに変更された。


◆作中の扱い
いわゆる第二ヒロインであり、前シリーズで5年半ヒロインを務めたカスミの後任として登場。
カスミ自体がかなりの人気を誇ったため当時は賛否両論を生んだが、現在ではそれなりに受け入れられているし固定ファンもついている。
トレーナーとしては初心者で、AGシリーズにおけるサトシがややお兄さんになれた一因。
父親はセンリだが、住んでいる場所はミシロタウンではなくトウカシティである。
歴代ヒロインとはカスミとヒカリだけ面識がある。


◆性格
人が良すぎるためトラブルに巻き込まれやすく、その上お人好しでよく言えばとにかく人を信じやすく悪く言えば単純で騙されやすいため、
どこぞのオカマに喧嘩を売られたり嘘に気づかないこともある。
新米トレーナーなので未熟な面が目立つが、いわゆる姉キャラであり、弟のマサトや手持ちポケモン達の事になると姉としてしっかり振る舞う一面もある。
また、幼いポケモン達や映画でのマナフィとの交流から母性の強さも垣間見られる。
旅を重ね色々な経験を経て成長していき、最終的な手持ちの安定度は歴代ヒロインの中でも高位に位置する。
食べることが好きで中々の食いしん坊。各町のグルメガイドを持ち歩いておりEDでもラーメンの大食いを披露している。
ちなみにDP編でロケット団にレストランの料理を奪われて炎を上げて妖怪のように怒っていたハルカの姿を
ヒカリ達に見られた際、タケシには「ハルカは食べ物のことになると熱くなるんだ」といわれ、ヒカリは「舞姫のイメージが・・・(涙)」と嘆かれていた。
一方料理はあまり得意ではなく、ポロックを作った際にはあまりの不味さに手持ちのポケモン達が気絶することも(ただしアゲハントやゴンべはあまり気にしていない)。
なお口癖の「~かも」は人によっては鼻に付くがキャラ付けとしてはある意味成功した。作中でもこれを取って「カモちゃん」と呼ぶ奴がいる。
なおヒロインの口癖はこれ以降のヒロインにも受け継がれていく。


◆旅の目的
ミシロタウンへポケモンを貰いに行ったところ、帯電で高熱を出して暴れるピカチュウに自転車を壊され、直後にサトシと出会う。
それから紆余曲折を経て、弟のマサトも連れて姉弟一緒に旅をする事になった。

旅をする過程で、ポケモンの技を戦闘ではなく「魅せる」事で競い合うポケモンコンテストに魅了され、トップコーディネーターを目指すようになる。
またそれを目指すきっかけとなった先輩コーディネーターのメグミや、永遠のライバルともいえるシュウ、何かと因縁を付けて来るハーリーなどと競い合いながら成長していった。
シリーズ終盤では「ホウエンの舞姫」と呼ばれるように。
サトシ達との旅を終えた後はジョウト地方に旅立ちコンテスト出場は続けている模様。DPシリーズで再登場した時も、ヒカリと共にミクリカップに出場した。


◆マサトについて
CV:山田ふしぎ
ハルカの弟。
まだ7歳のためポケモンを持てる年齢ではないが、彼女達とともに旅を続けることで人間やポケモンについて多く学んでいった。
……弟はいらないとか言った奴はジラーチの映画とラルトスの回を観て出直して来い。
当初はませた態度や小ばかにするような発言が多く、それ故視聴者から反感を買うことも少なくなかった。
しかし旅の中でポケモンに実際に触れることでその本質を知ったり、サトシやハルカの姿を見て人間的にも成長していった。
サトシには始めての年下の仲間ということから弟分のように接されており、行動を共にすることもよくあった。
ハルカとはケンカすることもたびたびあるが、実際は仲の良い兄弟で互いを大切に思っている。
タケシのからはポケモンの知識やノウハウを多く学び尊敬しているが、美女相手に暴走する時はツッコミを加える。
父親のセンリをとても尊敬しており、彼がサトシに負けた際はそのことが受け入れられず、バッジを取り上げて家の温室に閉じこもってしまったが、センリに諭されバッジを返し謝罪した。
今はタケシから学んだ知識や旅のノウハウを生かし、父親のポケモン達の世話を手伝っているとの事。
なお、マサトがポケモンを持てない件は作劇に使える分デメリットもあり、そこを上手いこと工夫した結果がユリーカであると言えるだろう。



◆手持ちのポケモン
・アチャモ→ワカシャモ→バシャーモ
アチャモからの進化で最初の手持ち。
アチャモの頃は泣き虫でコンテストでも出番がなかったが、ワカシャモに進化してからはたくましくなり本格的に活躍し始める。
♀だがバシャーモ声は小西克幸が務めている(これ自体はアニメではよくある事)。
カントー編ではエース格として最終回直前にバシャーモに進化。
非公式のコンテスト大会にてサトシのジュカインと激闘を繰り広げた。
DP編ではダブルバトルでヒカリのポッチャマと見事なコンビネーションを披露した。
技はほのおのうず、オーバーヒート、ブレイズキック、スカイアッパー。

・ケムッソ→カラサリス→アゲハント
メグミの影響で初ゲットしたポケモンであるケムッソが、運良くカラサリスに進化し入手。ホウエン編でのエース格となる。
進化前は主人に似たのかかなりの食いしん坊で、進化後もハルカのポロックをあまり気にせず食べている。
バトフロ編ではハルカ母に気に入られたため実家に預けられ、終盤までお休みする羽目に。
DPシリーズで再登場した時は復帰していた。
技はぎんいろのかぜ、あさのひざし、つばめがえし、サイコキネシス。
余談だがムサシもアゲハントを欲しがってケムッソを入手したが、それはドクケイルになった。しかしムサシは寧ろドクケイルの方を気に入った。

・エネコ
勝手にボールからでてくる気まぐれな猫。
ムサシに気に入られてゲットされそうになったが、ニャースの手引きもありハルカがゲットした(というより勝手にゲットされた)。
ねこのてで運任せに戦う印象が強い。一時期ハルカが運ゲートレーナーのように思われていたのは大体エネコエピに起因する。
バトフロ編では実家の温室が気に入ったらしく、アゲハントと同様に終盤まで一旦お休み。
技はたいあたり、おうふくビンタ、ねこのて、ふぶき。

・フシギダネ→(フシギソウ)→フシギバナ
FRLGの販促要員と思われる。元は小柄でおっとりした、ハート模様のあるフシギダネだった。
長い間人の踏み入らない森で暮らしていたため人間の世界に興味津々。
後にサトシのフシギダネとも共演し、後輩兼妹分となる。
バトフロ編では本人曰く「サトシのフシギダネといれば色々と勉強になる」としてオーキド研究所に預けられ、一旦(ry
DPシリーズにて再登場した時は最終形態に進化していた。あのフシギダネが…
技はたいあたり、はっぱカッター、つるのムチ、はなびらのまい。

・ゼニガメ→カメール
バトフロ編からの新レギュラー。やはりFRLGの販促要員で、小ぶり、そしてまだ子供だからか泣き虫。
元はオーキド研究所の初心者用として飼われてたポケモンであったが、訪れたハルカの母性に惹かれた事から、オダマキ博士曰く「自分でトレーナーを決めてしまった」として自ら付いて来る形でゲット。
*1
好奇心が強く、それが原因でトラブルに巻き込まれることもあった。
その後も旅やコンテストを通じて成長し、DPシリーズではゼニガメから進化。サトシのゼニガメとの差別化も含めて進化したと思われる。
技はアクアテール、れいとうビーム、こうそくスピン、ハイドロポンプ。

・ゴンベ
次作に先駆けて登場(DP発売の2年前)。ハルカの手持ちの中では唯一の♂ポケモン。
ハルカに似てかなり食いしん坊。大体なんか食ってる。食い物が絡むと「しんそく」を越える。
その為、「ハルカデリシャス」と言う腹を一瞬で満たせる専用のポロックで抑制している。
マサトとも仲がよく一緒に行動している(振り回されることもしばしば)。
オーキド研究所に来た際は進化系であるサトシのカビゴンに面会した事も。
技はきあいパンチ、ソーラービーム、ゆびをふる、たいあたり。

イーブイグレイシア
バトフロ編にて育て屋さんから貰ったタマゴが孵ってゲット。
そしてなんと♀のイーブイ。
羨 ま し い かぎりである。
落ち着いた性格でハルカからも優雅だといわれている。
DPシリーズで再登場した際は進化していた。キッサキ近くにあるあの氷の岩まで行き、進化させたらしい。
技はシャドーボール、ひみつのちから、こおりのつぶて、ミラーコート。

マナフィ
反論は受けつけん。詳しくは映画を観よう。


◆関係の深い人物
・マサト
実弟。モデルはゲームのじゅくがえり(男)と思われる。
尚この設定を逆輸入してか、エメラルドのライバルの家には弟が追加されている。

・サトシ
今回は先輩トレーナーとしての一面も見られたりする。
作中ではデリカシーのない行為でしばしばハルカに怒られるシーンが見られることもある。
因みにサトシほど恋愛に関しては疎くない。

・シュウ
ライバルで気障な性格のコーディネーター。
最初は格下扱いされていたが後に、対等→強敵→友情という関係になった。
2人の関係についてはハーリーなどから時々茶化されることも。

・ハーリー
見た目ノクタスのオカマ。
口調の関係で(?)トラブルになり目の敵にされるも最終的には互いの力量を認め合う形で和解。
異常に目つきの悪いプクリンで有名。

・メグミ
先輩コーディネーター。彼女との出会いをきっかけにハルカはコーディネーターを目指した。
CVは豊口めぐみで、後のヒカリである。
余談だが豊口氏はこの他にもゲストキャラを数度演じているが何かとハルカに縁のある役が多い(無印編で同名の別人のウィンディ使い、AG編のセーラ姫)。


◆以下余談
・AGシリーズのラストED「私、負けない!」はハルカのテーマであり、歌もKAORI.氏が務めた。
・彼女の「~かも」という口調は視聴者や(ハーリーを始めとした)一部の登場人物からも不評を買うことがあった為、
放送当初はそこがヒロイン交代の賛否に上げられることもあった。
・カスミとハルカが出会ったときに修羅場orやきもち的なラブコメを多くの視聴者が期待していたが、
サトシ達から事前にお互いに度々聞かされていたらしく、何のトラブルもなく仲良くやっていた為、多くの視聴者が膝を折った。
・なんだかんだで最後まで2代目ヒロインを終えた今では立派なヒロインとして認知され愛されている。
・なおKAORI.氏は現在発声障害の病気の療養中であり、偶然にもORAS発表当時に療養を終え復帰する事が出来た。


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