東京都の小池百合子知事は8日、東京都日野市の東京電力グループの施設を訪れ、無電柱化のための技術を視察した。小池知事は記者団に、都が目指す無電柱化について「国、事業者、自治体が三位一体でしっかりと進んでいければと思う」と述べ、連携して進めていくことが重要との認識を示した。
東京電力ホールディングス傘下の送配電事業者、東京電力パワーグリッドは電線の地中化の技術を開発している。従来よりも簡易な地下の配電技術や、安価で使いやすい管路を視察した知事は「(無電柱化工事の)省力化に加え、コストでも大幅削減が可能になっている」と評価した。
都は防災や景観への配慮などから、無電柱化を進めている。2019年度予算では都道に加え、区市町村が管理する道路で促進するための補助を始めている。
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