ADHD発達障害と診断が降りるまでにあった筆者の特徴
大人の発達障害という言葉が最近世に出てきています。
要は、大人になってから発達障害と発覚した場合を俗にそう読んでいる形ですが、本当に自分で体験してきた事を思い返すと、自分である程度の日常生活を送れる発達障害の人は、幼少期から中々それに気付かれることはありません。
筆者の場合、成人してからもいくつかの特徴がありました。
自分のペースを乱されたくない
これは特に強かったです。
例えば、今日は絶対にたこ焼きを食べるぞ!と予定を立ててしまうと、何がなんでもたこ焼きを今日のこの時間に食べる!
その為にはまず朝から洗濯をして、洗っている間に生地を作って~…、の様に、緻密な計画を立てていました。
そこに例えば、いきなり親から『出かけるよ!』の連絡が来るともう大変です。
え?ちょっと待って、今日はたこ焼きを食べる予定だったのに?出かけるならなんで昨日のうちに言ってくれなかったの?どうしたらいいの?
…の様に、1人で大混乱していました。
笑い話のようですが、筆者の頭の中では既に何時にこれをして、その後あれをして~…、としっかりとした自分の計画が出来上がっているので、そこにいきなり別の用事をぶち込まれると、上からいきなり隕石が降ってきたような大混乱になるのです。
実際、そういうことがあった時の連絡のやり取りは頭の中が混乱しているので、キツい態度になりがちになってしまい、結果として嫌な雰囲気になる事が多いですね。
だから、発達障害の方とやり取りをする際は事前事前に具体的な時間や場所(曖昧な情報だとまた別の混乱が起きます)を伝えてくれると、その様な混乱を起こさないので非常に助かるのです。
自分の生活・ワークスペースに踏み入られたくない
これは普通の方でもあると思いますが、発達障害発覚以前から特に酷かったです。
片付けが苦手なので(個人差はありますが、発達障害あるあるです)、机の上や自分がワークスペースと決めたところは乱雑に物が散らかっていることが多いのですが、そこに置いていたペンの1本でも勝手に移動してるものなら再び大混乱。
何処にやったの?!あれじゃないと書けないのに!!となってしまい、しかも自分ではそのペンのあった位置を覚えているものだから、別のところをなかなか探せなく、同じところばかり探して時間を無駄に過ごしてしまいます。
それが特に愛用のものだった場合、大惨事ですね。パニックになっているし、半泣きになるし、心当たりのある人に片っ端から連絡。
それで見つけられない限り、ずっとパニック状態が続くので、他のことが一切手につきません。
頭の中の思考の比率が9が無くなったもの、1がその他の事。というレベルで無くなったものの事ばかり考えてしまいます。
その様に酷いことになるのを知っているので、自分の生活スペースに人を入れたくないんですよね…。
ちょっとした変化にも酷く敏感になってしまいます。
私が特に強く出ていた傾向はこの二つなのですが、他にもこだわりが強い、融通が効かない、納得するまで折れない、曖昧な事が理解出来ない、突発的に思いついたことを実行する…、その他にも色々と傾向はありましたね。
色々と周囲がサポートしてくれて気づいていないだけで、実は発達障害だった。という方も中には居ると思うのですが、それはそれで幸せかなぁと筆者は思ったりします。
私の場合周囲に理解者がいない上に、発達障害と発覚していなかったので、周囲の環境が酷いからこそ不安障害を重点的に見られていて、それで発達障害に必要な薬が出ていなかったという状態だったので…。
正直、個人としては発達障害で苦しんでいる人以外は薬は飲まなくていいんじゃないかと思います。
私の場合、飲み始めて明確に薬の効果を実感できたので飲んでいますが、発達障害に使われる薬は新薬であり、まだこれから副作用の発覚が起きる場合があります。
元々この薬自体も発達障害の臨床実験として行われたのではなく、他のデータを取っていたらたまたま発達障害の方に効果が見られたので改めてそれに絞ってデータを取って使われ始めた形ですしね…。
ちなみに、この薬自体がダメという話ではなく、どの薬も必要でなければ服薬はする必要はないと思います。
薬は西洋医学で即効性の治療の1つとして発達してきたものなので、どの薬も必ず体に負担をかけ、副作用があります。
だからこそ、服薬するに至らない人はわざわざ薬を出してもらう必要は無いと思いますね。
これはあくまで医師の診断を受けた上で、服薬はしないという形の場合であり、服薬が必要となった際は必ずそれに従うという前提の上での話ですが。
素人判断ほど恐ろしいことはありませんからね。
だから、発達障害の方で既に服薬を医師に勧められている方の場合は素直に従い、経過観察で合わない、副作用の方がひどい。というのを医師に伝えて判断を仰ぐほうがいいです。
とはいえ、発達障害の薬は飲み続けてようやく効果の出るものですので、1ヶ月単位で見ないと安定した結果は出ないのですが…。
今回はそんな筆者の発達障害と発覚するまでの特徴と、薬に対して思うことでした。
薬はちゃんとした飲み方で飲まないと、下手すると種類によっては脳細胞が死ぬので(看護師の方から聞いています)気をつけてくださいねー。
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