トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【ゴルフ】

天然渋野「やっべぇなあ」で2日目69

2019年8月4日 紙面から

第2ラウンド、16番でバーディーパットを決め、ギャラリーの歓声に応える渋野日向子。通算9アンダーで2位=ウォバーンGCで(共同)

写真

◇全英女子OP<第2日>

 ▽メジャー第5戦(最終戦)▽2日、英国ミルトンキーンズ、ウォバーンGC(6756ヤード、パー72)▽曇り、22度、北2メートル▽賞金総額450万ドル、優勝67万5000ドル▽144選手

 【ミルトンキーンズ(英国)テッド・ムース】海外戦初体験の渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が4バーディー、1ボギーの69と3つ伸ばし、通算9アンダーにして2位を守った。首位のアシュリー・ブハイ(南アフリカ)まで3打差で決勝ラウンドを迎えた。日本勢はほかに、前週のエビアン選手権でローアマを獲得した安田祐香(18)=大手前大1年=ら5人が65位までの予選ラインを通過。畑岡奈紗(20)=森ビル=ら3人が姿を消した。

 渋野の勢いが止まらない。第2日は前半で2つ伸ばし、後半はボギーなしで回って69。昨年の今ごろは日本でプロテストを受けていて「いつレギュラーツアーの試合に出られるかなと思っていた」と言うが、1年たってメジャー戦で決勝ラウンドを戦う存在になった。それでも本人は「残り2日間は特に欲張らず、上位に入って来年の出場権を得られる順位にいたい」と気負いはない。

 第2日のプレーを終えた時点では首位だった。「やっちゃってますね~」と照れながら報道陣の前へ。「キャディーをしてくれているコーチとふざけてる感じで回ってる。でも、パターが入って変な(上の)順位に行くじゃないですか~。やっべぇなあと思って、だんだん緊張してきた」。それでも、気持ちがボールに乗っかって、常に強気で攻めている。17番パー3の第1打はダフった当たりだったが、直接奥のバンカーまで飛んで行った(パーセーブ)。パッティングもほとんど強めに打てている。

 ホテルに戻ると、いつも日本で食べている駄菓子を手に、好きな芸能人の動画を見て寝る。するめの駄菓子はプレー中も食べていて、現地では「彼女はいったい何を食べているのか」と、ちょっとした話題にもなっている。「将来、海外でプレーしたい気持ちはまったくない。日本がいい。でも、日本ではできない経験を今できているので、それをしっかり楽しみたい」。第3日もマイペースだ。

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ