今回は、最近になって発売されたアイラモルト、ラガヴーリン8年を飲みます。
ラガヴーリンは、ホワイトホースのキーモルトになるなど、アイラモルト屈指の蒸溜所です。
しかし同蒸溜所のオフィシャルボトルは16年ものだけで、他の古参のアイラモルトの蒸溜所に比べると敷居が高い印象です。
そんなラガヴーリンが2016年に、創業200周年を記念して発売した限定ボトルが、ラガヴーリン8年でした。
価格としてはレギュラーの16年とほぼ同等なのにも関わらず、好評を得て、2018年にレギュラーのラインナップに加わりました。
レギュラー化によって、値段も少々下げているようです。
グラスに注ぐと、液色は淡いシャンパンゴールド、香りは正露丸、海藻の奥にレーズンを感じ取れます。
口に含むと、アイラモルトらしい正露丸を伴ったピートとレモンの爽やかさが先に香り、後からレーズンの甘さと芳醇さのある香りが追いかけます。
味わいは、アルコールからの辛みはそれなりですが、48度であることを考えると、比較的穏やかに思えます。
その後からは酸味と軽い塩っぱさが全体を支配します。
ロックでは、レモンの香りが前に来るようになり、ライムっぽさも加わります。ピートはスモーキーと言える煙っぽさが明確になります。残り香的に、レーズンが最後にやってきます。
味わいは若干の苦味が加わるものの、果物のような酸味と甘さが主体になります。一方で塩っぱさは抑え気味です。
ハイボールにすると、ピートから来るスモーキーさと正露丸のような独特の香りが再び表に出ます。その癖の奥に、レモンとレーズンが一緒になって薫ってきます。
味わいは、苦味をほんのり感じつつも、酸味が前にあり、塩っぱさや甘みが後味として得られます。
8年熟成でアルコール度数48度と高いことを考えると、思った以上にまろやかに仕上がっていて、初めてアイラモルトを飲む人にも勧められます。
しかしながら、定価が6100円で実売も5000円前後と、ラフロイグやアードベッグの10年ものよりも高めです。4000円を切ってこないと厳しいでしょう。
それであれば、1500円ほど高い16年ものを買った方がまだお得でしょう。
創業200周年記念からレギュラーへ
しかし同蒸溜所のオフィシャルボトルは16年ものだけで、他の古参のアイラモルトの蒸溜所に比べると敷居が高い印象です。
そんなラガヴーリンが2016年に、創業200周年を記念して発売した限定ボトルが、ラガヴーリン8年でした。
価格としてはレギュラーの16年とほぼ同等なのにも関わらず、好評を得て、2018年にレギュラーのラインナップに加わりました。
レギュラー化によって、値段も少々下げているようです。
度数高めの8年ものとは思えないまろやかさ
では、ストレートから飲んでみます。グラスに注ぐと、液色は淡いシャンパンゴールド、香りは正露丸、海藻の奥にレーズンを感じ取れます。
口に含むと、アイラモルトらしい正露丸を伴ったピートとレモンの爽やかさが先に香り、後からレーズンの甘さと芳醇さのある香りが追いかけます。
味わいは、アルコールからの辛みはそれなりですが、48度であることを考えると、比較的穏やかに思えます。
その後からは酸味と軽い塩っぱさが全体を支配します。
ロックでは、レモンの香りが前に来るようになり、ライムっぽさも加わります。ピートはスモーキーと言える煙っぽさが明確になります。残り香的に、レーズンが最後にやってきます。
味わいは若干の苦味が加わるものの、果物のような酸味と甘さが主体になります。一方で塩っぱさは抑え気味です。
ハイボールにすると、ピートから来るスモーキーさと正露丸のような独特の香りが再び表に出ます。その癖の奥に、レモンとレーズンが一緒になって薫ってきます。
味わいは、苦味をほんのり感じつつも、酸味が前にあり、塩っぱさや甘みが後味として得られます。
8年熟成でアルコール度数48度と高いことを考えると、思った以上にまろやかに仕上がっていて、初めてアイラモルトを飲む人にも勧められます。
しかしながら、定価が6100円で実売も5000円前後と、ラフロイグやアードベッグの10年ものよりも高めです。4000円を切ってこないと厳しいでしょう。
それであれば、1500円ほど高い16年ものを買った方がまだお得でしょう。
<個人的評価>
- 香り B: 8年ものであるものの、アルコールの刺激は少なめ。正露丸、ヨードと共にレモンとレーズンが香る。
- 味わい A: 48度とは思えないほどまろやか。酸味が主体。加水でビター、塩気が現れる。
- 総評 C: 8年ものとしては上出来でアイラ入門用。ただ値段が高すぎる。