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【芸能・社会】

「不自由展」側、法的対応を検討 トリエンナーレ展示中止

2019年8月3日 21時51分

展示中止が決まった「平和の少女像」

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 愛知県で開催中の「あいちトリエンナーレ」内の企画「表現の不自由展・その後」の展示中止を受け、「ーその後」実行委員会が3日夜、名古屋市内で会見し、トリエンナーレ主催者に対し、法的手段も含め対応を検討していることを明らかにした。弁護士に相談しているという。

 中止決定を受け、主催者は4日から「ーその後」の入り口を封鎖する予定だが、「ーその後」実行委メンバーが4日以降、居座りで展示中止に抗議するとの情報もある。

 「ーその後」実行委5人のうち、会見に臨んだのは、メディア総合研究所岩崎貞明さんら3人。

報道陣に公開された「表現の不自由展・その後」の会場

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 「電話などの攻撃があり、トリエンナーレ事務局が苦悩し、ともに打開策を模索してきた。しかし、3日で中止するとは到底、信じられない。中止決定は一方的に通告された。誠実に協議するという契約書の趣旨に反する。表現の不自由状況を考える企画をその主催者自ら弾圧するということは歴史的暴挙と言わざるを得ません。本展を会期末まで継続することを強く希望します」と主張した。

 「ーその後」展には、韓国の彫刻家による慰安婦を象徴した「平和の少女像」、昭和天皇の版画作品など16組が出品されている。

 

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