KV-40、KV-BIKE「ONE LAPタイムアタック」はこの赤いラインからスタート。1台ずつ間隔をあけてレーシングコースに入っていく。
ピットロード上のスタート地点からスタートし、計測はストレート上の計測ラインから始まる。約600mの下りストレートを加速していき、1コーナーに入っていく。計測ラインからニュートラルにした車を走らせると、ストレートの傾斜で1コーナー手前では40km/hに達する。(車両:Honda FIT SHUTLLE)
下りながら曲がっている右コーナー。F1などでも数々のドラマが生まれているコーナー。ドライバーに近い目線で見ると、コーナーが内側に傾斜しているのがわかる。
1コーナーを曲がるとすぐに2コーナーに入る。Ene-1でもコースアウトの多いコーナー。スタート地点から2コーナーまではずっと下っているが、2コーナー途中から徐々に登り勾配になっていく。1コーナーよりもきつく曲がっているうえに、登り勾配になっているため、速度が落ちすぎないよう走行ラインが重要となる。
名前の通り、コース上空から見るとアルファベットの「S」の字のように見えることからこう呼ばれている。左、右、左と若干登りながらリズミカルに曲がっていくセクション。走行ラインを考え、スピードが落ちすぎないようにクリアしていくことが重要。
通常のコーナーでは、外側から内側にかけてすり鉢状の傾斜(バンク)がついているが、このコーナーではほぼフラットになっている。このため、高速で走行するドライバーの目線からは逆に傾斜しているような錯覚になるため、このように呼ばれている。また、2コーナー立ち上がりからここまでは登り勾配だったが、逆バンク後半には短い区間ではあるが下り勾配になる。スピードに乗るためにこの下り勾配を活用しよう。その先にはEne-1最大の難所が待ち構えている…。
鈴鹿サーキットのコース内で最も登り勾配(7.8%)のキツイ地点。毎年この地点でストップ車両が多く発生するEne-1最大の難所。コース脇には激感エリア(観戦スポット)が設けられているため、チーム員は車両の間近で応援できる。ここを上りきればしばらく下り勾配になる。モーターの出力を考慮し、この勾配を上れるようなギア比を設定する必要がある。ダンロップコーナーを登りきると、KV-40ではコースに沿って西コースに、KV-BIKEは右に曲がり東コース最終コーナーに入る。
KV-BIKEはダンロップコーナーを上りきると右に曲がり最終コーナーへ。最終コーナーは下り坂になっている。フィニッシュラインまであと少し!
鈴鹿サーキットで一番きつい上り坂をクリアし、西コースに入れば緩やかな下り勾配に。下り勾配のままデグナーカーブへ。
高速の右コーナー。アウト側に飛び出さないようスピードを調整。ドライバーの勇気が試される。曲がるとすぐに2つ目のコーナーが待ち構える。2つ目は90度に折れ曲がったコーナー。下り勾配のため、速度の出すぎに注意。
デグナーを抜けると鈴鹿サーキットの特徴でもある立体交差へと進んでいく。1コーナーからコーナーが続いたが、初めてここで短いストレートとなるため、少し休憩できる。ストレート後半はヘアピンに向け登り勾配になっている。
ヘアピン手前には登りながら右に曲がる110Rがある。110Rを曲がると180度向きを変えるヘアピンへ。ラインを考え、コース幅、傾斜を利用して上手く曲がろう。ヘアピンを抜けると緩やかな長い右コーナーが続く。
緩やかに右に曲がりつつ、スプーンカーブを目指す。コーナー途中には下り勾配があるので、最大限に活用しよう。
ドライバーのテクニックが試される5つのRからなる複合コーナー。スムーズに曲がれるラインを見つけよう。スプーンカーブ出口は急な下り勾配になる。この勾配を利用し、鈴鹿サーキット最長の西ストレートへ。
全長約1.2kmのストレート。ストレートといっても少し左に曲がっている。ストレート右手、西コース管理室を通過し、立体交差の上を通過すると鈴鹿サーキットの有名コーナー130Rが待っている。
130Rと呼ばれているが、コース改修により現在は85Rと340Rの複合コーナーとなる。曲がるとシケインに向け、緩い登り勾配になる。
KV-40では、4輪用シケインを使用する。速い速度からしっかり減速し、右、左と曲がる。日立オートモーティブシステムズシケインを立ち上がるとあとはチェッカーを目指すのみ!最後はフィニッシュラインに向け下り勾配になっている。