G大阪は敵地で行われた神戸戦に2-2で引き分け、勝ち点25とした。神戸は同22。G大阪のMF遠藤保仁(39)は後半途中から出場し、Jリーグやカップ戦、フル代表の国際Aマッチなどを合わせた公式戦で日本選手では前人未到の通算1000試合出場を達成した。
後半19分、遠藤が交代出場でピッチに入ると、G大阪サポーター席から大きな拍手がわき起こった。守備的MFの位置に入り、ゲームを落ち着かせようとしたが、2失点で引き分け。「勝てる時もあれば、そうでない時もある」と、淡々と試合を振り返った。
今季は宮本監督が、若手を積極的に起用した第12節のC大阪戦から、39歳のベテランは先発を外れることが多くなった。ただ、途中出場でも、仕上げのパスやゲーム運びで持ち味を出し、存在感は全く薄れていない。
GK楢崎(名古屋)の持つJ1歴代最多出場記録の631試合にもあと10と迫った。「自分自身はやめる気はない。もっとサッカーを楽しんでうまくなりたい」。同世代の選手が引退していく中、サッカー界の鉄人は歩みを止めない。