ソフトバンクの千賀が球威抜群の投球で2安打に抑え、今季初完封で10勝目を飾った。打線は6回にデスパイネの適時打で先制し、8回に牧原の適時打でリードを広げた。日本ハムは終盤の好機を生かせず今季6度目の零敗。
◇
首位攻防第1ラウンドは、日本ハムの完敗に終わった。ソフトバンク・千賀の前に2安打、無得点。今季6度目の零封負けを喫し、栗山監督は「悪いのはオレなので」と頭を下げた。
150キロを越える直球にツーシーム、高速フォークをビシビシ決められては手も足もでない。今季の対千賀はこれで4戦全敗。指揮官は「状態が良いのは理解していた。何とかしないといけないけど、なんとかできなかった」。来週末もソフトバンク戦のため2週連続で対戦する可能性は大。千賀という壁を乗り越えない限り、逆転Vは見えてこない。
4打数無安打に倒れた中田は「情けない。簡単に認めたくないけど千賀がすごかった。最近はフォークの制球が乱れているという話もあったけど、今日はバシバシ決まっていた。オレが打てなかったせいで負けた」と責任を背負い込んだ。 (土屋善文)