ハマの主砲が流れを引き寄せる大きな花火を打ち上げた。後半戦から2番で出場していた筒香が、4番に復帰後初となる19号ソロだ。流れをたぐり寄せる大きな一発は2点を追う4回。2死から菅野の投じた外角のフォークボールを逆らわず左翼席に運んだ。
「いろんなボールに対応できるように準備をしていた。強引になることなく、うまく反応して打つことができた」
この日は、横浜スタジアムからほど近い、みなとみらいで光と音とアートの祭典「みなとみらいスマートフェスティバル2019」が開催。4番復帰から13打席無安打だった主砲が復活を祝う花火を打ち上げると、右翼席後方に打ち上がった約2万発の花火とともに打線も爆発した。
6回1死一、二塁の好機。ソトが中越え同点適時打を放てば、満塁からロペスの右中間2点適時二塁打で逆転に成功した。クリーンアップが全打点を挙げ、最大10・5あったゲーム差を2・5まで接近。ラミレス監督も流れを引き寄せる主砲の一発に「得点は1点だったけれど、あのホームランでいける雰囲気になったね」と賛辞を惜しまなかった。