6日開幕の第101回全国高校野球選手権(甲子園)に滋賀代表として出場する近江が2日、甲子園練習を行った。
午後3時50分から始まった練習で特に気合が入っていたのは、昨夏も甲子園で活躍した林優樹投手と有馬諒捕手(ともに3年)のバッテリー。昨夏の準々決勝で吉田輝星(現日本ハム)がエースの金足農(秋田)戦で9回に2ランスクイズを決められて逆転サヨナラ負けして以来の甲子園登場となった2人は練習中のプレーだけではなく声でもナインを鼓舞。有馬は打撃練習でも快音を響かせ、今大会にかける強い思いをのぞかせた。
20分間の練習を終えた林は「この1年間、甲子園に戻ってくることだけを考えていた。今日はすごく楽しかったですし、昨年の悔しさを晴らしたいと思いました」。この日の練習メニューを組んだ有馬は「あの金足農戦が自分たちのチームの原点。試合では1年間で成長した姿をみせたいと思います」と意気込み、多賀章仁監督も「選手への期待感がますます高まってきました。きっと、やってくれると思います」と信頼を寄せていた。