大西葵、初体験！　６連続バーディー

　▽１日、山梨県鳴沢村・鳴沢ＧＣ（６６０５ヤード、パー７２）▽晴れ、３０・７度、南東４・２メートル▽賞金総額１億２０００万円、優勝２１６０万円▽１１９選手（うちアマ１１人）▽観衆１９７３人

　降雨、雷雲接近のため約３時間プレー中断の後、午後スタートの２０組６０選手がホールアウトできずに競技サスペンデッド（順延）となった。２日は午前６時４０分より第１ラウンドを再開、９時３０分に第２ラウンドをスタートする予定。大西葵（２５）＝ＹＫＫ　ＡＰ＝と菊地絵理香（３１）＝オンワードＨＤ＝が５アンダーで暫定首位に立ち、１打差の暫定３位に脇元華（２１）、前週優勝の稲見萌寧（２０）＝都築電気＝はイーブンパーで暫定１９位。

　自身初の６連続バーディーに、大西は「自己最高。はい、余裕です。今までは３連続ぐらいしか記憶がないですね」と声をはずませた。１０番スタートから１３番でボギーをたたくも、１６番パー４でグリーン奥エッジからチップイン。そこから１７番は１・５メートル、１８番６メートル、１番は３０センチ、２番２メートル、３番１メートルとショットをピンに絡ませ、バーディーを量産した。

　今週は、イ・ボミらとのコンビで男女ツアー通算３８勝に貢献してきた清水重憲キャディーとの初コンビ。「安定感のない私が、確率の低い攻め方をしようとした時など、きっぱりと止めてくれる。ちょっとシャクだけど、言うことを聞いて、このスコアで回れました」。ツアー初勝利へ、大西が隠し続けてきた“爪”を見せる時がやってきた。　（月橋文美）