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【グラニュース】

和泉の経験湧き出る!! 見続けた楢崎さんの姿勢「チームを一つに」

2019年8月2日 紙面から

実戦形式の練習で競り合う和泉(左)と金井=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(牧原広幸撮影)

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 9戦未勝利と苦しむ名古屋グランパスは1日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで練習した。MF和泉竜司(25)は、新人だった2016年に18戦、昨季に15戦の未勝利を経験。昨季限りで引退した楢崎正剛(43)クラブスペシャルフェロー(CSF)を間近で見てきたプロ4年目は、レギュラー唯一の生え抜きとして不調のチームを支える覚悟を示した。

 「(楢崎さんは)特別何かというよりはバラバラにならないように、しっかり全員が同じ気持ちをもって、チームが一つになれるように声をかけていました」

 新人時代から3年間、チームの中での楢崎さんの一挙手一投足を見てきた。チームが苦しい時、レジェンドならどうしていたか-。それは、9戦勝ちなしにあえぐクラブが勝利を手にするための最適解になるはずだ。

 「自分のやるべきことを練習や試合で出せるように全員で取り組んでいくことが、チームの力になっていくと思います」

 声をかけ、周囲を見回し、最後は個人の役割に徹する。言葉では簡単だが、いざチーム内が混沌とすれば他人に敗戦の責任を負わせようとするのも人間。だが、楢崎さんはそういうことは決してしなかった。個々がそれぞれの役割に全うするのこそチームプレーだと学んでいる。

 

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