【高校野球】飯山「暑さ平気」スタミナに自信 甲子園練習スタート、11校が汗2019年8月2日 紙面から
第101回全国高校野球選手権(6日開幕・甲子園)出場校の甲子園練習が1日、始まった。11校が汗を流した第1日は春夏通じて初出場の飯山(長野)が中部勢のトップを切って登場。甲子園のマウンドで投球練習した岡田恵太投手(3年)と常田唯斗投手(2年)の左右のエースは、初戦から酷暑の甲子園に対応して自分の投球をすることができると強調した。 ジリジリと照り付ける日差しも関係ない。立っているだけで汗が噴き出る状況の中、甲子園練習初登場の飯山ナインが躍動した。勝敗のカギを握る岡田、常田の投手コンビはマウンドで捕手を座らせて投球練習。まとわりつく蒸し暑さが気になるかと思いきや、スタンドに移動した2人は平気な顔で言い切った。 「大丈夫です。長野の方が暑いように感じますよ。甲子園は何だかカラッとした感じですね」。10球を投げた岡田が率直な印象を語れば、8球を投げた常田も「投げている時にロージンは必要だと思いますが、風が吹いているので暑さ自体は気にならない」。甲子園練習の最中もバテた様子をみせることはなかった。 国内有数の豪雪地帯からの甲子園出場だが、スタミナには自信を持っている。夏の大会に向けての練習では1カ月で約400本のポール間ダッシュをこなすなど、暑さに耐えうる体力はつけてきた。梅雨明け後の学校のグラウンドの気温が上昇したこともあり、甲子園の蒸し暑さは全く苦にならなかったという。 しかし、念には念を入れて、今後は宿舎近くのウオーキングなどでさらに関西の気候に慣れさせる。甲子園のマウンドについて2人とも「投げやすそうだし、違和感はない」と口をそろえた。甲子園練習の成果は上々。初戦突破への視界が開けた。 (川越亮太)
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