右手小指の靱帯(じんたい)断裂のけがを負った中日の高橋が1日、ナゴヤ球場に隣接する屋内練習場で故障後初めてティー打撃を行い、順調な回復ぶりを披露した。「(病院の)先生の判断で大丈夫ということだったので。怖さはなかった。普通に振れたし、100%ではないけど、強く振れた」。この日の練習前に病院で検査を受け、医師からティー打撃再開のGOサインが出た。ランニング、キャッチボール、ノックのメニューをこなすと、患部をテーピングで固定してバットを握った。防球ネットに向かって80球。一球一球、感覚を確かめながら打ち返した。7月16日の阪神戦(ナゴヤドーム)で負傷し、検査の結果、右手小指の側副靱帯(じんたい)断裂の診断を受けた。それでも手術はせず、より早い実戦復帰が望める保存療法を選択し、実戦復帰を目指している。「8月中旬には野球をやっていたい」と話していた高橋。この日、実戦復帰の時期について問われると「8月中旬? それ以降になるかもしれないけど、できることをやっていきたい」ときっぱり。早期の復帰を目指し、着実にリハビリメニューをこなしていく。