日本クラブユース選手権の決勝が31日、東京都北区の味の素フィールド西が丘で行われ、名古屋グランパスU―18(18歳以下)がサガン鳥栖U―18に3―1で勝利し、初優勝した。
クラブ初進出の決勝で、グラの弟分が躍動した。前半2分、MF倍井(ますい、名古屋高3年)が、切り返しからの右足シュートで先制。同13分にFW榊原(東海学園高3年)、同32分に再び倍井が加点した。後半に1点を返されたが、逃げ切った。
就任2年目の古賀聡監督(49)は「試合ごとに成長しながらここまで来られた。今日の試合も自信をもって、楽しんでいた」と喜びを語った。現役引退後に鹿島ユース、早大で監督を務めた後、昨季からグランパスU―18で指揮を執ってきた。
大会得点王のタイトルは、決勝で2得点を挙げるなど計6ゴールの倍井が手にした。大会MVPには主将のDF牛沢(東海学園高3年)が選ばれた。